映像、論文、書評、HPをアーカイブする科学情報共有サイト
書評センター:パブリックゾーン
科学を伝える専門家であるJASTJ会員の書評と科学に関する最新の書籍情報の発信を目指します。
書評センター:プライベートゾーン
書店で販売されていない蔵書を中心に、これまでに出版されてきた貴重な科学書籍などの情報を収集、デジタルアーカイブ化することを目指します。
論文センター
JASTJ会員による科学に対する議論、論文、そして意見など様々な文書をアーカイブ化し、公開いたします。
ホームページセンター
科学に関連する数々のすぐれたホームページをアーカイブし、紹介いたします。
世界のジャーナリスト会議のWebサイトリンク集
書評センターアルファゾーンをご覧になる際、MacのSafariをお使いの方は、環境によって文字化けをしてしまうことがございます。
その場合は恐れ入りますが以下の対処方法をお試し下さい。
| 1. | 利用のたびに、手動で「EUC-JP」に設定 メニューバーの「表示」→「文字エンコーディング」→「日本語(EUC)」を選択 |
| 2. | 「SafariStand」など、サイトごとに文字コードを設定できるプラグインをインストールする |
| 3. | 安定的に動作するフリーブラウザ 「FireFox」 をインストールする |
科学ジャーナリスト塾のご紹介優秀な科学ジャーナリストを育成すべく、熟練の科学ジャーナリストを講師に迎えて開かれるオムニバス形式のセミナーです。これまでの塾の成果をご覧いただき、皆様のご参加をお待ちしております。
■科学ジャーナリスト賞2009日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)では、創設10周年を記念して「科学ジャーナリスト賞」を新設、これまでに4回の表彰を行いました。
9月, 2008
◎10月の月例会のご報告
関連記事: JASTJ活動報告, 2008年
10月の例会は25日(土)、食と健康をテーマとした、科学と社会シンポジウム「現代を見る目、めざす未来〜食と健康のコミュニケーション」を開催。会場のJSTホール100数席は、食品衛生従事者からサイエンスライターまで幅広い職種の来場者で満席となった。定年退職された方や主婦の参加も見られ、生きる源「食と健康」への関心の高さがうかがえた。
日本学術会議会長・金澤一郎さんの基調講演の演題は、「科学と社会の情報交換」。食や医療の現場からあがる問題に触れ、「科学者とメディア、一般人、それぞれの立場や情報の理解と歩み寄りが必要」と説いた。
ディスカッション「現代を見る目、めざす未来」では、小出五郎会長の司会のもと、会場からの質問も受けながら、パネリストの間でコミュニケーションやジャーナリズムのあり方が論じられた。
事故米問題について、科学ライターの松永和紀さんは、「汚染米」でなくあえて「事故米」と言いたいと主張。「事故米には大きく4種類あるが、普通に食べる分には健康被害のないものが大半。だがメディアは一括りに危ないと伝え、問題の本質をきちんと伝えない」と問題を語った。
鈴鹿医療科学大学教授・長村洋一さんは「安全であること知らずに心配している人が多い。安全性についてもっと伝えていいのでは。年間140万人の人が餓えている中で、本当に毒性があるか疑わしい食べ物を捨てる社会とは」と、現状を問うた。
中国製ギョウザなど、他の食の問題も、もとは情報の精査やコミュニケーションのあり方の問題にたどりつくという点から議論が展開。メディア・コミュニケーション研究が専門の東京国際大学准教授・小室広佐子さんは、「危険性や正しい情報を専門家が一般人に伝える努力も必要。非常時のみの一方通行コミュニケーションでなく、平常時のコミュニケーションも大切」と主張。
健康情報番組などで、科学的に不正確な情報が広く伝わっていることも話題になった。医療ジャーナリストの田辺功さんは、「食でも医療でも、100%安全ということはないことを多くの人に理解してほしい」と語った。
JST社会技術研究開発センター長・有本建男さんは、「世界科学会議で、21世紀の科学は社会のためにと掲げられて10年。問題が起きる時に対応する仕組みや市民の科学リテラシー向上を考えるよい機会。今後もこういうシンポジウムで考えていければ」と語った。
(文 大井さなえ・第7期塾生/写真 浅井千晶・第6-7期塾生)
科学と社会シンポジウム
「現代を見る目、めざす未来 ~食と健康のコミュニケーション」
開催日:2008年10月25日(土)13:00~16:00
場所:JSTホール(東京都千代田区四番町5-3) 開場:12:30
汚染米流通、中国ギョウザ、医療危機などに際し、メディアの伝える情報の量と質はこれでいいのか。よりよいコミュニケーションのためには、どこを変えることが必要か。
ふつうの人と専門家とのコミュニケーションはなぜ難しいか。どうすれば情報ギャップを 克服できるか。
科学技術が未来社会のあり方と深くかかわる時代。私たちの選択の基礎となる科学と社会のコミュニケーションについて討論するシンポジウムを開きます。
現場経験豊かなジャーナリストと専門家と市民が参加し、めざしたい未来社会から現代を 考え、課題を提言します。
― 実施概要 ―
◇当日プログラム(敬称略)
【第一部】 基調講演:「科学と社会の情報交流」 金澤一郎 (日本学術会議会長)
【第二部】 パネルディスカッション:「現代を見る目、めざす未来」
長村洋一 鈴鹿医療科学大学教授 (食のリスクコミュニケーションが専門)
小室広佐子 東京国際大学准教授 (情報と人間の理解や行動の関係を研究)
田辺功 ジャーナリスト/元朝日新聞編集委員 (医療現場が長年のフィールド)
松永和紀 フリーライター(「メディア・バイアス」著者)
有本建男 JST社会技術研究開発センター長(科学技術の社会への定着に関心)
小出五郎 コーディネーター、JASTJ会長、元NHK解説委員
◇共催:
JASTJ(日本科学技術ジャーナリスト会議 会長:小出五郎)
JST(科学技術振興機構 理事長:北澤宏一)
SVS(サイエンス映像学会 会長:養老孟司)
◇後援
日本学術会議(会長:金澤一郎)

