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■科学ジャーナリスト賞2009日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)では、創設10周年を記念して「科学ジャーナリスト賞」を新設、これまでに4回の表彰を行いました。
2月, 2009
さまよえる日本のワクチン
関連記事: 何でも検証プロジェクト
ワクチンの解説とこれまでの日本のワクチンをめぐる医療行政やマスコミ報道を検証し、今後のあるべき方向を提言します。2009年11月の例会で行われた中山哲夫教授(北里生命科学研究所)の講演をもとに、問題点や疑問点を出し、キーパーソンや現場を取材し、成果物としてまとめていくことを目指しいます。今後も、インフルエンザへの関心とワクチンに対する社会的な関心は高まると考え、JASTJは科学ジャーナリズムの一貫として、インフルエンザを予防するワクチンについて、科学的、政治的、社会的な側面から、市民にとって有益な情報を整理し、一般に提供したいと計画しました。
視点
インフルエンザのワクチンには謎がたくさんあります。近年、インフルエンザの流行が大きな社会問題となっています。昨年はついに新型のN1H1型が世界的に流行し、日本でも医療行政の対策やマスコミ報道のあり方について大きな課題が浮き彫りになりました。また、新型インフルエンザのワクチンが不足し、緊急輸入しました。しかし、日本はインフルエンザのワクチンを製造できる技術を有しているのです。
- 国産ワクチンではなく輸入のワクチンに頼るのは、なぜなのか。
- ワクチンとは、どのようなもので、どのように作るのか。
- どのようなメーカーが作っていて、なぜそのメーカーで作っているのか。
- 政治的な問題、マスコミの報道など社会的な問題、医療機関の問題の根底に潜むものは何なのか……。
- などなど。
プロジェクトメンバー(JASTJ会員より随時募集中)
宇津木聡史 ○漆原次郎 小出重幸
○=プロジェクト管理人
10年間で11兆円の耐震補強をめざして ~耐震化の重要性をどう伝えるか~
関連記事: 何でも検証プロジェクト
世界有数の地震国である日本で、いまもっとも重要な地震対策は「建物の耐震性の向上」です。15年前の阪神淡路大震災の経験は、古い木造住宅と、老朽化した工場、土木施設などの耐震性の向上が、住民の命を救うための最重要課題であることを教えてくれました。
ところがメディアの地震防災報道は、耐震補強のような地味な話題にはあまり関心を払わず、ともすれば「新しもの好き」「珍しもの好き」的報道に流れやすい傾向があります。それが影響しているのか、国や自治体の地震対策も、本来王道であるはずの耐震補強工事補助への取り組みが弱く「住宅が壊れる前(地震発生前)の補強にはわずかな税金しか出さないのに、いったん壊れた後(地震発生後)の仮設住宅建築や災害復興には湯水のように税金をつぎ込む」といった矛盾がまかり通っています。
本プロジェクトでは、なぜ「耐震補強の重要性」という大切なキーワードが国民に正しく伝えらないのか、その実情や原因を検証したうえで、では伝えるためにどうすればいいのかという方法を模索してみたいと考えています。
プロジェクト名の由来
木造住宅の耐震補強工事が1件あたり平均110万円程度といわれていますから、日本でいま耐震性が不足しているといわれる1000万軒の住宅にこの補強工事が施されると、その金額はおよそ11兆円になります。高額のように感じますが、10年計画なら1年に1兆1000億円、すべて税金投入でやることも可能な金額です。これで10年後には、東南海東海地震が起きても、南関東直下型大地震が起きても、それほど深刻な人的、経済的被害を受けない「真の防災国家」が出来上がる可能性があるなら安いものであるという考え方もできます。「10年間で11兆円を使い、1000万軒の耐震補強をめざす」というのがこのプロジェクトの究極の目標です。
プロジェクトメンバー(JASTJ会員より随時募集中)
○隈本邦彦
○=プロジェクト管理人
「小型水力発電」を使いこなすグリーン社会システム
関連記事: 何でも検証プロジェクト
グリーンテクノロジーの一つ「小型水力発電」を取り上げ、この技術の利益を享受できる「グリーン社会システム」を提案することを目標にします。
視点
- 小型水力発電技術の現状と課題
- 再生可能エネルギー源としての可能性
- スマートグリッド、特にEV(電気自動車)との関係
- 防災、減災との関係、効果
- 制度、特に水利権との関係
- 地域の産業、雇用、経済への波及効果
- 水環境や里山環境の管理との関係
- 地域の食料生産との関係
- 世界の環境に対する貢献可能性
- メディアは「グリーン社会」をどのように伝えるか
- そのほか
プロジェクトの進め方
- 担当分野、スケジュール、成果のまとめ方など、基本的には参加者で相談して決める。
- 小型水力発電の現場見学を行う。
- ゼミ形式で行う。すなわち、分担した分野を報告し、ディスカッションし、メンバーで情報を共有し知恵を出し合う。
- 担当分野についてそれぞれ執筆する。WEBでの発表、出版を計画する。
プロジェクトメンバー(JASTJ会員より随時募集中)
○小出五郎 漆原次郎
○=プロジェクト管理人
スパコン世界一の必要性
関連記事: 何でも検証プロジェクト
「スーパーコンピューター(スパコン)」が昨年の事業仕分けで問題となりました。かつて国策プロジェクトとして「第五世代コンピューター」が実施されましたが、結局失敗に終り、多額の税金が無駄に使われました。その反省を踏まえ、政府主導の国産「スパコン」の必要論、不必要論を、それぞれの立場から検証します。
視点
- 「第五世代コンピューター」は何故失敗したか?
- ジャーナリズムはどのように見たか
- 反省は生かされているのか
- スパコンの歩みとその背景
- 生まれた理由と時代背景
- 現在のスパコン状況 ・世界の趨勢
- 世界市場と日本市場
- ニーズとシーズ
- 国内スパコンメーカーの取り組み
- NEC、富士通、日立への取材など
- スパコンは実社会に本当に役に立っているか、または役立つのか
- スパコン必要論
- 関係者の取材など
- スパコン不必要論
- 関係者の取材など
- 総括
プロジェクトの進め方
- 担当分野、スケジュール、成果のまとめ方など、基本的には参加者で相談して決める。夏頃を目途に情報収集し整理する。
- 企業、研究機関(JAMSTEC等)の見学を行う。
- ゼミ形式で行う。すなわち、分担した分野を報告し、ディスカッションし、メンバーで情報を共有し知恵を出し合う。
- 担当分野についてそれぞれ年内をめどに執筆する。WEBでの発表、出版を計画する。
現在のプロジェクトメンバー
大江秀房 山本威一郎 ○小出五郎
○=プロジェクト管理人
◎2009年3月例会のお知らせ
関連記事: JASTJ活動報告, 2009年
「サイボーグ技術の未来と課題」
「心が読める?人が見た文字や図形を脳解析で再現」と昨年末に各メディアで紹介されましたが、コンピューター技術と脳科学の急速な進歩で、人間の脳の働きや意識の動きを外部からとらえたり、また脳の情報を抽出して外部のコンピューターやロボットを動かすことができるようになってきました。この方法を使えば、今までよりも精度が高い「読心」装置や、脳で直接操作するハイテク義手や義足、人工視覚などが可能になり、社会的にも大きな影響が予想されます。
3月の月例会では、BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)の現状や可能性、課題について、研究の第一人者である川人光男株式会社国際電気通信基礎技術研究所脳情報研究所所長が語ります。
テーマ:「サイボーグ技術の未来と課題」
講 師:川人光男氏
(株式会社国際電気通信基礎技術研究所脳情報研究所所長)
日 時:2009年3月4日(水)午後6時30分~8時30分
場 所: プレスセンタービル9階 日本記者クラブ大会議室
千代田区内幸町2-2-1 電話03(3503)2721
■川人光男氏のプロフィール:
脳科学において、理論と実験を組み合わせて様々な業績を上げた。平衡位置制御仮説の批判的検証、小脳モデル、モザイク理論、視覚の双方向性理論の提案と実験的検証などが世界的に大きな影響を与えた業績としてあげられる。(http://www.jst.go.jp/pr/info/info23/jryakureki.htmlより引用)
2009年1月 関西例会のご報告
関連記事: JASTJ活動報告
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サイエンス映像学会(SVS)、日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)共催の関西月例会が1月31日、大阪・梅田にある関西学院大学梅田キャンパスで、開催され、50人を超す参加者があった。「科学原理は変わらない、岩波科学映画をリメイクして教室に贈る ~驚きの実験装置を駆使した50年前のフィルムがDVD化して教室で使われている~」をテーマに、元岩波映画製作所プロデューサー兼シナリオライターの牧衷さんが講演。参加者は、会場に用意されたゼムクリップやプラスティックカップを使った簡易実験を楽しみながら、牧さん自身がかつて制作に携わった映画「表面張力」を効果的に用いての模擬授業形式の例会を堪能した。(東島仁 桃木暁子)

