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●サイエンス・オアシス
映像、論文、書評、HPをアーカイブする科学情報共有サイト


科学や教育向けの映像など、様々なサイエンス映像をネット上で共有し、ジャーナリスト・科学者・教育者と市民で「サイエンスの映像データバンク」を目指すプロジェクトです。

書評センター:パブリックゾーン


科学を伝える専門家であるJASTJ会員の書評と科学に関する最新の書籍情報の発信を目指します。


書評センター:プライベートゾーン


書店で販売されていない蔵書を中心に、これまでに出版されてきた貴重な科学書籍などの情報を収集、デジタルアーカイブ化することを目指します。


論文センター


JASTJ会員による科学に対する議論、論文、そして意見など様々な文書をアーカイブ化し、公開いたします。


ホームページセンター


科学に関連する数々のすぐれたホームページをアーカイブし、紹介いたします。
世界のジャーナリスト会議のWebサイトリンク集
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●JASTJの活動のご紹介
科学ジャーナリスト塾のご紹介
優秀な科学ジャーナリストを育成すべく、熟練の科学ジャーナリストを講師に迎えて開かれるオムニバス形式のセミナーです。これまでの塾の成果をご覧いただき、皆様のご参加をお待ちしております。
科学ジャーナリスト賞(JASTJ賞)のご紹介
■科学ジャーナリスト賞2009
日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)では、創設10周年を記念して「科学ジャーナリスト賞」を新設、これまでに4回の表彰を行いました。







■賛助会員・賛助団体
■世界の科学技術ジャーナリスト会議
World Federation of Science Journalists
Arab Science Journalists Association (ASJA)
Cameroon’s Association of Science Journalists and Communicators (SciLife)
Media for Environment, Science, Health and Agriculture (MESHA)
Korea Science Reporters Association (KOSRA)
UGANDA SCIENCE JOURNALISTS ASSOCIATION

会長挨拶

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 武部俊一(科学ジャーナリスト、元朝日新聞論説委員)

「変革」の時に多様な議論を求めて

 日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)のウェブ世界へようこそ。科学・技術をめぐる言論の場に関心を寄せ、対話・交流の輪に触れていただき、ありがとうございます。

 いま日本社会は「変革」の時を迎えようとしています。政治や経済だけではなく、科学や技術のあり方についても革新的な発想が求められています。一部の専門家やテクノクラート任せではなく、社会全体で望ましい姿を創造していかなければなりません。その一端を担ぐジャーナリストの責任は重いと自覚しています。

 政権がどう変わっても、権威から一定の距離を置くジャーナリストの姿勢は変わりません。知的好奇心で自然や社会をとらえ、異変やリスクをいち早く察知して、正確に伝えるのが科学ジャーナリストの使命です。そのためには、細胞内の遺伝子から宇宙の果てまで取材の目を広げるとともに、社会の広い層から最先端の研究成果や多様な論点・意見をすくいとり、議論の場に供さなければならないと考えます。

 その要請にこたえるためにも、このような双方向の電子メディアの果たす役割は大切です。科学ジャーナリスト、科学コミュニケーターのみなさんばかりではなく、理科系、文科系を超えて多くの方々からの発信を期待しています。

 JASTJは創設から15年目を迎えました。会員は現在約200人で、新聞・放送・出版の記者、番組製作者、編集者らを中心に各界の科学コミュニケーター、研究者、行政官、学生など幅広いメンバーが集っています。月例会、見学会、会報の発行のほか、科学ジャーナリスト塾、科学ジャーナリスト賞などの活動を展開しています。ご参入を歓迎いたします。

 このJASTJのホームページでは、投稿動画の連載や書評・論文掲載の「サイエンス・オアシス」欄などを設けていますが、これからは、みなさまからの投稿を交えて、双方向の議論の場を充実していきたいと思っています。たとえば、「しっかりせい科学ジャーナリスト」(報道への注文)とか「リスク報道に思う」(新型インフルエンザ、気候変動、BSEなど)「あれはどうなった」(環境ホルモン、新型転換炉、新世代コンピューター)とかいった欄は、どうでしょうか。

 みなさまからの積極的な発信を待ち望んでいます。JASTJページへの投稿はhello@jastj.jpへ、会長宛のご意見、ご提案はstakebe@hotmail.comへお願いします。

 


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 遊び心と反骨精神と    武部俊一

      (JASTJ会報No.51 巻頭言から)

JASTJもこの7月で満15歳になる。

 ジャーナリストは本来は一匹狼であり、群れることを好まない。それでも私たちがこの「会議」を創設し、所属や職種を超えた交流を深めてきたのには、いくつかのわけがあった。

 まず科学や技術の領域がどんどん広がり、また社会との接点が面になり、さらに立体的に絡み合って、一人の記者やエディターでは全容をつかめない時代になったことだ。基本的な情報は共有したい気持ちになった。

 そういう時代なのに、多くのメディアでは科学報道についての理解が浅く、政治や経済に比べて科学のニュースや解説が冷遇されている。競争相手同士でも共闘したくなった。

 科学ジャーナリズムに対する日本社会の認識はまだ低い。声を束ねて存在感を高めたくなった。 

もとはといえば、1992年にユネスコから持ちかけられた第1回科学ジャーナリスト国際会議の受け皿として急きょ発足した組織委員会を母体にして誕生したJASTJだった。当初は、新聞、放送、出版の記者や編集者が会員の大半を占めたが、いまでは幅広い科学コミュニケーション関係者、研究者が集う組織に進化した。それだけ社会との接点が豊かになった。21世紀になって発足させた科学ジャーナリスト塾と科学ジャーナリスト賞の事業は、JASTJの認知度を大いに高めた。

 こうした多様な会員や社会の期待にこたえて、これからどういう活動をすべきか。

 私が最も重視したいと思っているのは、会員同士が学び合い、その成果を社会へ発信することだ。「学ぶ」というと堅苦しいが、お互い先生となり生徒となって、論じ合い、知的世界に遊ぶ。成果も単なる報告書ではなく、影響力のある(売れる)読み物として世に問いたいものだ。

 常に「遊び心」と「反骨の心」は忘れないようにしたい。世の中を面白がる心と、権威や常識に対する批判は科学ジャーナリズムに欠かせない要素なのに、その精神が薄れてはいないだろうか。

 具体的には、引野肇会員(新事務局長)がまとめた「新世代委員会」の活動の一つに、ジャーナリストの視点から現在進行中の研究開発のテクノロジー・アセスメント(TA)を試みることと、過去完了のプロジェクトの検証をし、技術史、社会史に中に位置づけることを提案した。

 TA対象の例として思いつくままに、

 ・リニア新幹線(速いことの功罪)
 ・宇宙ステーション(投資に見合うか)
 ・核融合(トカマク型の将来性)

 検証対象の例としては、
 ・環境ホルモン(あの騒ぎは何だった)
 ・新世代コンピューター(成功だったのか)
 ・新型転換炉「ふげん」(国産炉の顛末)

 JASTJは、その名も「会議」である。現役、OBのジャーナリスト、研究者、行政官らを巻き込んで、議論を盛り上げよう。会員のみなさまの意欲的な参加を望みます。    (JASTJ会長)