科学ジャーナリスト賞2021推薦作品の募集を開始しました

 「科学ジャーナリスト賞2021 」の推薦作品の募集を開始しました。科学ジャーナリスト賞は、科学技術に関する報道や出版、映像などで優れた成果をあげた人を表彰するものです。

 授賞対象となる成果は、広い意味で科学技術ジャーナリズム活動、啓発活動全般で、 2020年 1 月から 2021 年 1 月末までに新聞、テレビ、ラジオ、雑誌、出版物などで広く公表された作品(記事、著作、映像など)です。

 募集要項、推薦方法、科学ジャーナリスト賞候補推薦書などの詳細は、「科学ジャーナリスト賞」のページをご覧ください。

科学ジャーナリスト賞の2020年度の贈呈作品決まる

 日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ、佐藤年緒会長)は6月6日、科学技術に関する優れた報道や科学技術の啓発活動などを顕彰する「科学ジャーナリスト賞」の選考委員会を開き、2020年度の受賞作品を決定した。今年度は、応募・推薦作品が新聞3、映像13、書籍50、ウェブ3、企画・展示4の合計73作品で、2019年度の58作品に比べて増えた。
 この中からJASTJ 会員による1次選考で、新聞2、映像3、書籍4、ウェブ・企画・展示2の合計11作品を選抜した上、選考委員会(メンバーは下記)で審査、以下の通り決定した。特に優れた作品に贈る「科学ジャーナリスト大賞」に該当する作品はなかった。
 贈呈式については、新型コロナウイルス感染症への対応から今年度は開催せず、来年度(21年度)の受賞者と合わせて、2021 年5月ころの開催を検討している。受賞記念の盾は近日中に受賞者に贈る予定。

【科学ジャーナリスト賞】 (3件、順不同)

中日新聞編集局社会部記者 小沢慧一殿
新聞連載「南海トラフ80%の内幕(2019/10/20〜12/1、7回連載)

[贈呈理由] 南海トラフ地震の発生確率をめぐって地震調査委員会の内部に存在した専門家の意見の不一致を丹念な取材を通して明らかにした。専門家の間で統一的な科学的見解を見出すことの困難さや科学的根拠の薄い数字が予算獲得などのために独り歩きする実態、科学と行政
の役割分担など、地震対策に限らず、今に通ずる課題を浮き彫りにした点を高く評価した。

毎日新聞「幻の科学技術立国」取材班(代表・須田桃子)殿
書籍「誰が科学を殺すのか 科学技術立国『崩壊』の衝撃」

[贈呈理由] 日本の科学技術の危うさを科学者や企業経営者など幅広く取材し、詳細なインタビューをまじえながら問題提起した。短期的に成果や社会的利得につながる研究開発を偏重する政策に対する批判的な視点は決して新しいものではないが、危機的状況が深まる中、改めて注目されるべき課題に迫った好著と言える。

読売新聞東京本社編集局科学部次長 三井誠殿
書籍「ルポ 人は科学が苦手 アメリカ『科学不信』の現場から」

[贈呈理由] トランプ政権下のアメリカ社会における科学の姿を現場を実際に歩いて描き出したルポルタージュとして高く評価した。科学技術が生活の隅々にまで浸透し依存する現代社会において科学・技術とどう向き合い、付き合っていくのかは、アメリカ社会だけの特別な話ではなく、日本の私たちにとっても無関心ではいられない課題だと言える。

【科学ジャーナリスト賞特別賞】(1件)

NPO 法人「科学映像館を支える会」理事長、明海大学名誉教授 久米川正好殿
ウェブ展示「科学映像館」の取り組み http://www.kagakueizo.org/

[贈呈理由] 歴史の中に埋れていた映画用フィルムに残された貴重な科学映像作品をデジタル化し無償でウェブ公開している。その地道な取り組みを応援するため「特別賞」を贈る。科学ジャーナリスト賞は毎年の発表作品から優れたものを選ぶが、年を超える継続的な取り組みに対しては随時「特別賞」を贈り顕彰してきた。2018年度には「世界一小さな科学館『理科ハウス』の設立・運営」に特別賞を贈った。

<科学ジャーナリスト賞選考委員(50音順、敬称略)>
〔有識者委員〕 相澤益男(国立研究開発法人科学技術振興機構顧問)、浅島誠(東京大学名誉教授、帝京大学特任教授)、大隅典子(東北大学副学長)、白川英樹(筑波大学名誉教授)、村上陽一郎(東京大学名誉教授、国際基督教大学名誉教授)

〔JASTJ委員〕 大池淳一(JASTJ理事)、佐々義子(同)、滝順一(同)、林勝彦(同)、元村有希子(同、選考委員長)

 

科学ジャーナリスト賞2020 一次選考通過作品

  作品名 代表者名 出版社名など 種類
1 南海トラフ80%の内幕(2019/10/20~12/1、7回連載) 小沢慧一 中日新聞 新聞
2 連載企画「気候変貌 とちぎ・適応への模索」
(2019/1/1~6/13、随時掲載)
横松敏史 下野新聞 新聞
3 恐竜まみれ:発掘現場は今日も命がけ 小林快次 新潮社 書籍
4 誰が科学を殺すのか 科学技術立国「崩壊」の衝撃 毎日新聞「幻の科学技術立国」
取材班代表 須田桃子
毎日新聞出版 書籍
5 手でみるいのち〜ある不思議な授業の力 柳楽未来 岩波書店 書籍
6 ルポ 人は科学が苦手
アメリカ「科学不信」の現場から
三井誠 光文社 書籍
7 NHK首都直下型地震8日間の大キャンペー
ン全番組(2019/12/1〜12/7)
井出真也ほか NHK 映像
8 NHKスペシャル「人体Ⅱ 遺伝子」①②
(2019/5/5、12)
浅井健博 NHK 映像
9 BS1スペシャル「脱プラスチックへの挑戦〜
持続可能な地球を目指して」(2019/4/14)
堅逹京子 NHK 映像
10 「科学映像館」の取り組み
http://www.kagakueizo.org/
久米川正好 NPO法人「科学映像館を支える会」 企画
11 まてりある’s eyezhttps://www.nims.go.jp/publicity/digital/movie/index.html 小林隆司 物質・材料研究機構 WEB

 

<本件のお問い合わせ先>
日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)
〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル8 階 848
メール hello@jastj.jp
担当理事 滝順一:090-5321-0309 事務局 中野薫:090-9370-4964

科学ジャーナリスト賞2020推薦作品を募集開始

「科学ジャーナリスト賞2020」の推薦作品の募集を開始しました。科学ジャーナリスト賞は、科学技術に関する報道や出版、映像などで優れた成果をあげた人を表彰するものです。

授賞対象となる成果は、広い意味で科学技術ジャーナリズム活動、啓発活動全般で、2019年1月から2020年1月末までに新聞、テレビ、ラジオ、雑誌、出版物などで広く公表された作品(記事、著作、映像など)です。

募集要項、推薦方法、科学ジャーナリスト賞候補推薦書などの詳細は、「科学ジャーナリスト賞」のページをご覧ください。

「科学ジャーナリスト賞2019」贈呈式を開催しました

2019年度の「科学ジャーナリスト賞」受賞者への贈呈式を、5月28日(火)、東京・内幸町のプレスセンター10階で開催しました。 

科学ジャーナリスト賞の開催は今年度で第14回目。今年度は応募作品が計58点と昨年に比べて少なかったものの、大賞2件と、賞3件。

 

近年には珍しい大賞2件、しかも映像と展示企画とあって制作秘話をじっくり聞くことができる興味深い贈呈式となりました。

授賞式では外部選考委員たちから受賞者へ公表とともに記念の盾が渡されました。

受賞者、作品、贈呈理由はこちらからご覧いただけます。  

毎日新聞社の元村有希子氏、NHK解説委員でJASTJ副会長の室山氏がダブル司会を務めた贈呈式と懇親会では、受賞者の方々が作品にかけた思いや撮影や企画の背景となった哲学、取材で経験した難しさなどを語っていただき、会場からは今の科学ジャーナリズムや学術コミュニティの課題について受賞者への質問と活発な意見交換がおこなわれました。

 

受賞者のみなさん、おめでとうございます。外部選考委員や学生スタッフのみなさん、ご協力ありがとうございました。 

科学ジャーナリスト賞の2019年度の贈呈式を5月28日に開催します

 第14回となる2019年度「科学ジャーナリスト賞」の贈呈式を5月28日(火)18:30より、東京・内幸町の日本プレスセンタービル10階で開催します。

 科学ジャーナリスト賞は、科学技術に関する優れた報道や科学技術の啓発活動などを顕彰するもの。今年度は大賞2件、賞3件となりました。結果などの詳細はこちらをご覧ください。

 贈呈式では、受賞者に賞の盾を贈呈するほか、外部選考委員から講評を、また懇親会で受賞者からスピーチを聞く予定です。

 なお、当日17:00からは、日本プレスセンタービル8階で、JASTJ会員向けの総会を開催します。

科学ジャーナリスト賞の2019年度の贈呈作品決まる

 日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ、佐藤年緒会長)は4月14日(日)、科学技術に関する優れた報道や科学技術の啓発活動などを顕彰する「科学ジャーナリスト賞」の選考委員会を開き、2019年度の受賞作品を決定した。今年度は、応募作品が新聞4、映像7、書籍42、ウェブ2、展示3の計58点で、2018年度の92点、2017年度の73件に比べて少なかった。理由はわからないが、新聞や映像など全般に応募作品が少なかったためだ。

 この中からJASTJ会員による1次選考で、新聞2、映像3、書籍6、展示1の計12点を選抜した上、最終選考委員会(メンバーは下記)で審査、以下の通り決定した。

 授賞式は、5月28日(火)に東京・内幸町の日本プレスセンタービル10階ホールで開く。

科学ジャーナリスト大賞(2件・順不同)

金沢工業大学殿
「『世界を変えた書物展』など金沢工業大学による自然科学書の稀覯本収集・展示活動」(上野の森美術館、展示期間2018/9/8~24)

[贈呈理由]展示企画の顕彰は、開催期間が限られているため難しい。今回は、開催期間中に選考委員に見てもらうことができ、ほぼ全員から高い評価を得たので、展示企画作品として初めての大賞受賞が実現した。多くの来場者が「新しい世界を開いた初版本」に直に触れ、科学の発展に果たした役割を学べた。

日本放送協会(NHK)津放送局
第三制作ディレクター 森哲也(もり・てつや)殿
チーフ・プロデューサー 遠山哲也(とおやま・てつや)殿
NHKスペシャル「見えないものが見える川 奇跡の清流・銚子川」(2018/11/11放映)

[贈呈理由]映像が美しく、見る人を引き込む力がある。「奇跡の清流」として銚子川を取りあげた着眼点もよかった。サイエンスとしては、いま一歩のところもあったが、映像作品としての秀逸さが救いとなった。

《注》大賞が2点になったことは2012年に次いで2回目。展示の授賞は昨年の「世界一小さな科学館『理科ハウス』の設立・運営に対して」についで3件目。

科学ジャーナリスト賞(3件・順不同)

毎日新聞水戸支局兼科学環境部記者(報道時は大阪本社科学環境部記者)
鳥井真平(とりい・しんぺい)殿

「『ハゲタカジャーナル』をめぐる報道」(2018/4/3~2019/1/19)に対して

[贈呈理由]掲載論文の品質管理をせず高額な掲載料を徴収する「ハゲタカジャーナル」の問題点を鋭く衝いている。この報道を契機に文部科学省や大学でハゲタカジャーナルに注意を促す動きが生まれた。科学・技術ジャーナリズムの原点に迫るものだといえよう。

駿台予備学校講師
山本義隆(やまもと・よしたか)殿

「近代日本一五〇年――科学技術総力戦体制の破綻」(岩波書店)の著作に対して

[贈呈理由]「明治維新から150年」を成長と繁栄の時代だとナショナリズムを強調するような視点とは異なり、福島第一原発事故に至る科学技術体制の破綻の歴史と捉えた。科学ジャーナリズムに批判精神が足りなかったことを厳しく糾弾した書でもある。

国立科学博物館副館長(兼)人類研究部長
篠田謙一(しのだ・けんいち)殿

「江戸の骨は語る――甦った宣教師シドッチのDNA」(岩波書店)の著作に対して

[贈呈理由]江戸屋敷で発掘された3体の遺骨から宣教師シドッチのDNAを蘇らせた過程をドラマティックに描いた好書で、研究者の熱い思いも盛り込まれていて興味深い。科学者の書いた啓蒙書としても、高く評価されよう。

科学ジャーナリスト賞選考委員(50音順、敬称略)
〔外部委員〕
相澤益男(国立研究開発法人科学技術振興機構顧問)、浅島誠(東京大学名誉教授、帝京大学特任教授)、白川英樹(筑波大学名誉教授)、村上陽一郎(東京大学名誉教授、国際基督教大学名誉教授)
〔JASTJ内部委員〕
大池淳一(JASTJ理事)、佐々義子(同)、柴田鉄治(同)、林勝彦(同)、元村有希子(同)

「科学ジャーナリスト賞2019」の募集・推薦を終了しました

「科学ジャーナリスト賞2019」の作品募集・推薦を1月末で終了しました。多数のご応募ありがとうございました。

 受賞作品の発表を4月下旬におこなう予定です。また、贈呈式を5月におこなう予定です。

「科学ジャーナリスト賞」の詳細はこちらをご覧ください。

科学ジャーナリスト賞2019推薦作品を募集開始

「科学ジャーナリスト賞2019」の推薦作品の募集を開始しました。科学ジャーナリスト賞は、科学技術に関する報道や出版、映像などで優れた成果をあげた人を表彰するものです。授賞対象となる成果は、広い意味で科学技術ジャーナリズム活動、啓発活動全般で、2018年1月から2019年1月末までに新聞、テレビ、ラジオ、雑誌、出版物などで広く公表された作品(記事、著作、映像など)です。募集要項、推薦方法、科学ジャーナリスト賞候補推薦書などの詳細は、「科学ジャーナリスト賞」のページをご覧ください。