2018年2月例会のお知らせ

== 獣医学問題の本質 ==

日時:2018年2月27日(火)午後 6:30〜8:30
講師:林良博(国立科学博物館長、獣医師)
場所:日本プレスセンター8階 会議室 (東京都千代田区内幸町2-2-1)
   http://www.presscenter.co.jp/access.html
経歴:1946年広島県生まれ。東京大学農学部卒、解剖学者。ハーバード大学客員研究員、コーネル大学客員助教授などを経て、東京大学教授、同総合研究博物館長、同副学長などを歴任、2013年から国立科学博物館長。国際捕鯨委員会(IWC)技術委員会委員、世界保健機構(WHO)アドバイザー、世界獣医解剖学会副会長。著書に『ふるさと資源の再発見』『ヒトと動物』『検証アニマルセラピー』など。

「総理のご意向」問題から発展した加計学園問題は、日本の獣医学をめぐる論争に火をつけ、結果として、その現状と課題を浮き彫りにしました。行政の経過を明示することは政府の責任ですが、一方で、獣医師は本当に不足しているのか、そもそも「動物のお医者さん」以外の獣医学専門家は、いったいどこに、どのくらいいるのか、そうした現場を避けようとする獣医師が多いのはなぜか……そんな基本的な問いに応える報道に、なかなか行き当たりません。ワイ ドショー化した日本の新聞・テレビ報道が伝えてくれない“獣医学専門家”問題の本質を語ってほしいとのお願いに、林良博・国立科学博物館長が応じてくださいました。

 林さんご自身が獣医学専攻であり、その広い視点から、自然科学教育問題以外にも、人類史の科学的検証、国際捕鯨委員会(IWC)をめぐる対立、野生生物管理問題、ペットとの付き合い方まで、多様な領域で、思慮に富んだ方向性と価値観を示されています。

 政治的にも関心の高いテーマだけに、今回は月例会映像の公開はとりやめ、より多くの背景説明を聴かせていただき、率直な質疑・意見交換の機会にしたいと思います。

※参加希望の方は下記 URL先に、2月20日(火)までにお申し込みください。会員以外の方 の参加も可能です(勤務先など、ご所属をご明記いただきます)。
https://goo.gl/28ZA1D
※会員と塾開催期間中の塾生は無料。その他の方には参加費1,000 円をいただきます。