取材実習の3回目は、通常の講義と同じ平日の夜にオンラインで実施しました。国立研究開発法人防災科学技術研究所(防災科研)で災害時の応急対応にドローンを活用する研究をしている内山庄一郎さん(マルチハザードリスク評価研究部門特別研究員)への取材です。
1回目や2回目のように講演や実演の現場を取材するのではなく、研究者が広報誌に書いた文章と、関連するプレスリリースを読み、質問を考えて取材に臨むというスタイルをとりました。実際のメディアの取材では、広報誌やプレスリリースをきっかけに取材することも少なくないからです。
塾生は10人が参加しました。内山さんは発災時にドローンで上空から災害現場を撮影し、写真の歪みを補正した「オルソ画像」を作る技術を活用して、捜索等に役立つ写真地図を作る研究をしています。
予習が必須の取材だったためか、質問ができない塾生もいましたが、事前にしっかり資料を読み込んで取材に臨んだ塾生もいました。
1回目はその場で講演内容を理解して質問する力、2回目は現場でよく観察したうえで取材する力、3回目は事前の予習や準備によって取材を深めることを学びました。
写真・⽂ スタッフ 都丸亜希⼦