月例会

  • 2024 年3月月例会のご案内「宇宙開発利用の新しい潮流とビジネスの将来」 2024年2月24日
    宇宙開発利用の新しい潮流とビジネスの将来 講師:中須賀 真一 (なかすか しんいち)さん 東京大学大学院工学系研究科教授 日時:2024 年3 月11 日(月)18:30~20:30 場所:日本記者クラブ9階 会見場 (東京都千代田区内幸町2-2-1)    ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。 2024 年の宇宙開発はJAXA の小型月探査機「SLIM」の打ち上げで幕を開けました。2 月には次期大型ロケット「H3」が2 度目の打ち上げに挑戦します。一方民間の宇宙ビジ ネスも活発になっています。民間初の月面探査を計画する「ispace」、宇宙デブリ除去 技術の確立を目指す「アストロスケール」、小型衛星で精度の高い地球観測サービスを 提供するアクセルスペース、宇宙ロボットの「ギタイ」など、日本の宇宙ベンチャーの 中にもグローバル展開を目指す企業が出始めました。 中須賀先生は縦横高さ10 センチという超小型「キューブサット」開発の第一人者で、 研究室からは数多くの宇宙人材を輩出しており、「宇宙ベンチャーの父」と呼ばれてい ます。いまや巨大宇宙企業に成長した米国スペースX やブルーオリジンに伍して日本の 宇宙ビジネスをどう育てていくのか、中須賀先生にたっぷりと語っていただきます。 中須賀 真一略歴 1983 年 東京大学工学部航空学科卒業 1988 年 日本IBM 東京基礎研究所研究員 1994 年 東京大学先端科学技術研究センター助教授 2005 年 東京大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻教授 『宇宙ステーション入門』など著書多数。JAXA や宇宙ベンチャーに門下生多数。内閣 府宇宙政策委員会委員 JASTJ企画委員長・倉澤治雄 ※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。  事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。  会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。 ※会員以外の方の参加も可能です(勤務先などご所属をご明記いただきます)。塾開催 期間中の塾生は無料。その他の方には参加費1,000 円、学生の方(社会人学生を除く) には500 円をいただきます。 お申し込みは下記からお願いします。申込締切:3 月4 ...
  • 2024 年2 月月例会②のご案内「AI コーチイングでスポーツが上手くなる! 人の技能獲得を支援する情報工学最前線」 2024年2月8日
    AI コーチイングでスポーツが上手くなる! 人の技能獲得を支援する情報工学最前線 講師:小池英樹(こいけ・ひでき)さん 東京工業大学 情報理工学院 教授 日時:2024 年2 月21 日(水)18:30~20:30 場所:日本記者クラブ9階 会見場 (東京都千代田区内幸町2-2-1)    ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。 AI が人間の知能を超え始めたといわれる現在、それに対応して、人間自身の能力獲 得を支援・増強する研究が進行している。 東京工業大学の小池英樹教授は、従来の大掛かりな三次元動作計測装置とは異なり、 より廉価で、手軽に、リアルタイムのフィードバックが可能な装置を開発し、スポーツ、 音楽、舞踊、医療、料理、手工芸など、様々な分野の技能習得を効率化するシステムの 構築を進めている。 これによって、専門家がより高いレベルの技能に達することはもちろん、一般の人に とって趣味を通じたウェルビーイングの追求ができるようになるという。 しかし、そのインパクトはそこにとどまらない。指導者から「型を学ぶ」という従来の 学習のあり方から、動きを引き出していく非模倣的な新しい学習スタイルの可能性が見 えるという。 今回の月例会では,小池教授が進めている、最新の深層学習技術とXR 技術を組み合 わせた、技能獲得支援システムを紹介し、生身の人間がAI・画像処理技術と結びつくと きに現れる、新しい学習のあり方、さらには現場の人間関係や社会制度をも変える可能 性について議論したい。 小池 英樹さん略歴 1991 年 東京大学 工学系研究科 修了(工学博士) 1991 年 電気通信大学 電気通信学部 助手 1994 年 電気通信大学 大学院情報システム学研究科 助教授 1994 年 カリフォルニア大学バークレー校、客員研究員 2002 年 内閣官房、 内閣事務官 2003 年 シドニー大学、 ...
  • 2024 年2 月月例会①のご案内「世界が注目する超高圧下での高純度単結晶合成、および量子材料機能の開拓 〜ダイヤモンド合成から2 次元原子層プラットフォームの展開へ〜」 2024年1月16日
    世界が注目する超高圧下での高純度単結晶合成、および量子材料機能の開拓 〜ダイヤモンド合成から2 次元原子層プラットフォームの展開へ〜 講師:谷口 尚(たにぐち・たかし)さん 国立研究開発法人物質・材料研究機構 理事 日時:2024 年2 月16 日(金)19:00~21:00 場所:日本記者クラブ9階 会見場 (東京都千代田区内幸町2-2-1)    ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。 日本の輸出総額の約4 分の1 にあたる素材関連の根幹技術を担うとされる物質・材料 研究機構(NIMS)。なかでも、量子コンピュータ時代に向けて「ノーベル賞級」と世界 から注目される、六方晶窒化ホウ素(h-BN)の高純度単結晶の合成を成功させた谷口尚 理事に、研究についてやさしく紹介いただき、素材や材料の開発が、社会をどのように 変革していくのかを理解する一助としたいと思います。 宝石で有名なダイヤモンドは、地下100 キロメートルの高圧環境で生成されたと推定 されます。しかし高純度のh-BN の単結晶を得るためには、高圧・高温環境を実験室に つくるだけでなく、独自の高反応性溶媒などの工夫を重ねることが必要でした。 谷口先生らの研究は世界から注目を集め、クラリベイト社の「引用栄誉賞」など多くの 賞を受賞しています。ミクロの研究が世界を変える、材料科学の妙味を感じるひととき です。 谷口 尚(たにぐち たかし)さん略歴 1982 年東京農工大学工学部工業化学科卒業。1987 年東京工業大学大学院総合理工学研 究科修了。工学博士。1987 年東京工業大学工学部無機材料工学科助手。1989 年科学技 術庁無機材質研究研究員。2001 年独立行政法人物質・材料研究機構に改組、超高圧グル ープリーダー。2018 年国立研究開発法人物質・材料研究機構フェロー。2023 年同機構 理事。 JASTJ 担当理事・瀧澤美奈子/企画委員長・倉澤治雄 ※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。  事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。  会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。 ※会員以外の方は下記サイトからお申込み下さい。申込締切:2月9日(金) 申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
  • 2024年新春月例会のご案内「快挙!科博のクラウドファンディングと地球の宝を守る大切さ」 2023年12月25日
    快挙!科博のクラウドファンディングと地球の宝を守る大切さ 講講師: 篠田 謙一先生 (しのだ けんいち)さん (国立科学博物館館長) 日時: 2024 年1 月15 日(月) 18:30~20:30 場所: 日本プレスセンタービル9階 小会議室 (東京都千代田区内幸町2-2-1)     Zoom 参加も可能なハイブリッド開催です。 「地球の宝を守れ」をテーマに国立科学博物館がクラウドファンディングを行ったと ころ、わずか9 時間で目標の1 億円を達成、11 月5 日の締め切りまでに9 億円を超え る募金を集めることに成功しました。 クラウドファンディングを実施する決断を下したのは、コロナによる入館者の減少と ウクライナでの戦争の結果、燃料費などが高騰したためです。成功した要因のひとつは 返礼品が充実していたことです。篠田館長にはクラウドファンディングに至るプロセス と成功要因、さらには科博の未来像について語っていただきます。 また篠田館長は遺伝子の分析を通じて人類の起源を探る分子人類学の第一人者です。 「地球の宝」である標本を守ることが人類の起源を解き明かすうえで、どのような重要 性を持っているのか、お話しいただきます。 篠田 謙一(しのだ けんいち)さん略歴: 1979 年京都大学理学部卒業。医学博士。産業医科大学助手。 1996 年佐賀医科大学助教授。2003 年国立科学博物館人類第一研究室長。 2014 年人類研究部長。2016 年日本人類学会会長。2021 年国立科学博物館館長 「江戸の骨は語る 蘇った宣教師シドッチのDNA」(岩波書店)「人類の起源」(中公新 書)など著書多数。 JASTJ 担当理事 倉澤治雄 ※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。  事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。  会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。 ※会員以外の方は下記サイトからお申込み下さい。申込締切:1月8日(月) 申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17 ★次回月例会のご案内 1 月24 日(水) 19:00~21:00 ...
  • 2024年1月(1月24日)例会のお知らせ「核融合発電の時代はいつ到来するか? 〜阪大発スタートアップ創業者に聞く」 2023年12月22日
    核融合発電の時代はいつ到来するか? 〜阪大発スタートアップ創業者に聞く 講師:松尾 一輝(まつお かずき)さん(EX-Fusion 代表取締役) 日時:2024 年1月24 日(水) 19:00~21:00 場所:日本プレスセンタービル9 階会見場 (東京都千代田区内幸町2-2-1)     Zoom 参加も可能なハイブリッド開催です。 核融合への注目が高まっています。欧米で核融合スタートアップ企業が次々と誕生し 投資家から大きな資金を集めています。日本政府も核融合研究の加速に動いています。 気候変動抑制のためカーボンニュートラル実現が急務になっていることが背景にあり ます。ただフランスで建設が進む国際熱核融合実験炉(ITER)の建設が遅れる見込みで あるなど、核融合発電の商用化には大きな不確実性があります。 EX-Fusion(エクスフュージョン)は大阪大学発のスタートアップです。大出力レー ザーで核融合エネルギーを得る「レーザー核融合」の実用化を目指しています。松尾さ んの経営戦略は核融合発電を将来目標としながらも、その道のりでレーザー技術の応用 による事業展開を狙う点がユニークです。2023 年10 月にスペースデブリへの対処で豪 州企業と提携したのはその一例です。松尾さんは欧米の関連学会などに参加しており、 核融合をめぐる世界の最新動向についてもお話が聞けると思います。 松尾 一輝(まつお かずき)さん略歴: 2020 年大阪大学大学院理学研究科修了、物理学博士号取得。在学中に同大レーザー科 学研究所の藤岡慎介教授の指導の下、高速点火方式の核融合プラズマ加熱の研究に取り 組み、レーザー核融合の実現に貢献した。カリフォルニア大学サンディエゴ校の博士研 究員(ポスドク)を経て、帰国後2021 年にEX-Fusion を設立。 JASTJ 担当理事・滝順一/企画委員長・倉澤治雄 ※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。  会場参加、オンライン参加ともに事前のお申し込みは不要です。会場参加の方はそのままお越しください。  なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。 ※会員以外の方は下記サイトからお申込み下さい。申込締切:1月17日(水) 申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17 ★例会報告の原稿執筆者を募集 例会報告の原稿を会員各位にお願いしています。是非執筆ください。原稿は1,300字前 後で締め切りは2月20日。ご協力いただいた方には図書券3,000円をお贈りします。執筆希望者は事務局までご連絡ください。  
  • 2023年12月(12月20日)例会のお知らせ「研究開発費配分の最適化を考える ~ノーベル賞の種の蒔き方~」 2023年11月25日
    研究開発費配分の最適化を考える ~ノーベル賞の種の蒔き方~ 講師:大庭 良介 (おおにわ りょうすけ) さん (筑波大学医学医療系准教授) 日時:2023年12月20日(水)18:00〜20:00   *いつもよりスタートが早いので気を付けてください 場所:日本プレスセンター9 階 会見場    ハイブリッド開催です。会員にZOOM のURL を配布いたします。 世界の研究開発費の動向を見ると、米国、中国をはじめ、OECD 諸国が研究開発費を増 やしている中、日本はこの20年間、ほぼ横ばいの状況が続いています。とくに国立大 学の基盤的経費である「運営費交付金」が減り続け、科学研究費をはじめとする「競争 的資金」にシフトしています。このため特定の大学や領域に資金が集中しているほか、「競争的資金」獲得のための膨大な事務作業が研究者を悩ませています。 大庭先生は過去の論文データを網羅的に分析し、少額の研究費を多数の研究者に配分した方が、高額の資金を少数の研究者に配分するより、はるかに投資効率が高く、ノー ベル賞獲得に寄与していることをデータで示しました。 政府は「10 兆円ファンド」を創設して、少数の特定大学に資金を投ずる計画ですが、 研究資金が伸び悩む中、配分を最適化するにはどうしたらよいか、皆さんとともに考え ていきたいと思います。 大庭良介先生略歴 1977年 東京都出身 2000年 京都大学総合人間学部卒業 2006年 京都大学大学院生命科学研究科博士後期課程単位取得退学 2007年 学位取得(生命科学) 2014年 筑波大学医学医療系准教授 大庭先生は居合道六段、空手道四段、剣道二段の武道家でもあり、2021 年に「『型』の 再考 科学から総合学へ」という大変興味深い本を出版されています。 企画委員長・倉澤治雄 ※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。  会場参加、オンライン参加ともに事前のお申し込みは不要です。会場参加の方はそのままお越しください。  なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。 ※会員以外の方は下記サイトからお申込み下さい。申込締切:12月13日(水) 申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17 ★例会報告の原稿執筆者を募集 例会報告の原稿を会員各位にお願いしています。是非執筆ください。原稿は1,300字前 後で締め切りは1月20日(土)。ご協力いただいた方には図書券3,000円をお贈りします。執筆希望者は事務局までご連絡ください。 ★今後の月例会予定をお知らせします 2024 年1 月24 日(火) 松尾 一輝さん(EX-Fusion 代表取締役) 「核融合発電の時代はいつ到来するか?〜阪大発スタートアップ創業者に聞く」
  • 2023年11月(11月22日)例会のお知らせ「~倫理的・法的・社会的課題(ELSI)を『見える化』する科学~ 『理系女性問題』『AI 倫理』『気候工学』」 2023年11月10日
    ~倫理的・法的・社会的課題(ELSI)を「見える化」する科学~ 「理系女性問題」「AI 倫理」「気候工学」 講師:横山 広美 (よこやま ひろみ)先生 東京大学教授(科学技術社会論) 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携 宇宙研究機構(Kavli IPMU)副機構長 東京大学学際情報学府文化・人間情 報学コース大学院兼担 独立行政法人高等専門学校機構理事 日時:2023年10月22日(木)18:30〜20:30 場所:日本プレスセンター9 階 大会議    ハイブリッド開催です。会員にZOOM のURL を配布いたします。 OECD 加盟国の中で、大学・大学院における理系分野の女性学生の割合は、日本が最下 位であり、周知のようにその低迷は長く続いている。米国、たとえばカリフォルニア工 科大学などでは、女性割合は5 割近いという。なぜ日本の理系に女性がそれほど少ない のか? ジェンダー研究者ではなく、大学院までは高エネルギー素粒子実験を専門にし てきた横山教授は、この問題について、科学社会学の方法論を用い、データをもとにし た統計分析のアプローチで研究を進めてこられた。その成果は2022 年度の科学技術白 書に取り上げられ、さらに一般書「なぜ理系に女性が少ないのか」(幻冬舎新書)とし て世に問われた。横山先生はその後、同様の手法を用いて研究領域をAI 倫理に、さら に最近は気候工学へと展開され多方面で活躍されている。 このように広範な倫理的・法的・社会的課題(ELSI)に応用される科学社会学の方法 論とはどのようなものか。「理系女性問題」「AI 倫理」「気候工学」についての研究成果 を紹介いただきながら、その方法論の可能性と限界について解説頂く。科学技術コミュ ニケーションの学徒として、またよりよい社会づくりにかかわる市民として示唆に富む 内容となることと期待する。 【講師紹介】 横山広美先生ご略歴: 早2004 年 東京理科大学理工学研究科物理学専攻で博士(理学)を取得 2004 年 東京工業大学研究員に就任 2005 年 総合研究大学院大学葉山高等研究センター上級研究員に就任 2007 年 東京大学大学院理学系研究科准教授に就任 2017 年 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構教授に就任 参考資料: JST Policy door (取材記事) https://www.jst.go.jp/ristex/stipolicy/policy-door/article-08.html 理学部ニュース https://www.s.utokyo.ac.jp/ja/story/newsletter/page/7731/ プロジェクトまとめ Policy ...
  • 2023年10月(10月11日)例会のお知らせ「深刻化する『プラごみ問題』の本質を探る 海・川・陸を汚染し、魚介類への蓄積も懸念される問題とは!?」 2023年9月14日
    深刻化する「プラごみ問題」の本質を探る 海・川・陸を汚染し、魚介類への蓄積も懸念される問題とは!? 講師:堀田 康彦さん 地球環境戦略研究機関(IGES)プログラムディレクター     粟生木 千佳さん IGES 主任研究員/副ディレクター 日時:2023年10月11日(水)18:30〜20:30 場所:日本プレスセンター9 階    記者会見場 対面とオンラインのハイブリッド開催 大量に使われ、そして使い捨てにされて環境中に流出するプラスチック。回収や再利用 は徹底されない一方、分解されにくいことから世界中の海や川、そして陸地をも汚染して います。プラごみは世界全体で年間800 万トン以上が海洋に流出し、2050 年には魚の総量 を超えるとも言われています。微小な「マイクロプラスチック」は魚介類の体内に入って 悪影響を与えると懸念されています。 世界で深刻化するプラスチック汚染を規制しようと国際条約づくりの作業も始まってい ます。しかし、私たちはレジ袋を減らすためにマイバッグを持参したりしていますがレジ 袋はプラごみのわずか数%。身近な生活で便利なプラ製品をたくさん使用しながら、この 「プラごみ問題」をどこまで知っているでしょうか。この問題を国際的な政策課題として 長く追求してきたお二人のお話を聞きながら、私たちも問題の本質をどう捉え、何ができ るかを考えたいと思います。是非ご参加ください。 【講師紹介】 堀田 康彦(ほった・やすひこ)さん略歴: 早稲田大学政経学部卒、英国サセックス大学 文化・開発研究所(国際関係論博士)修了。三菱総合研究所研究員などを経て2005 年9 月 からIGES。OECD 作業部会メンバー、アジア太平洋持続可能な消費と生産円卓会議副会長な どを歴任。専門分野は、持続可能な資源管理、海洋プラッチック問題など幅広い。 粟生木 千佳(あおき・ちか)さん略歴: 京都大学工学部卒、東京大学大学院工学系研究 科修了。野村総合研究所研究員などを経て2007 年6 月からIGES。中央環境審議会など政 府や自治体の審議委員を歴任。専門分野は資源効率性・環境経済政策。プラスチック汚染 に関する法的拘束力のある国際文書に関する議論もフォロー。 JASTJ 担当理事・内城喜貴/企画委員長・倉澤治雄 ※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。  会場参加、オンライン参加ともに事前のお申し込みは不要です。会場参加の方はそのま まお越しください。  なおURL は会員以外には転送しなうようお願いいたします。 ※会員以外の方は下記サイトからお申込み下さい。申込締切:10月4日(水) 申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17 ★例会報告の原稿執筆者を募集 例会報告の原稿を会員各位にお願いしています。是非執筆ください。原稿は字数1,300字前後で締め切りは2023年11月20日(月)。12 月に発行予定の会報に掲載します。ご協力いただいた方には図書券3,000円をお贈りいたします。執筆希望者は事務局までご連絡ください。
  • 2023年9月(9月13日)例会のお知らせ「生成AI の落とし穴 ~言語脳科学から考える人間の本質とは~」 2023年8月25日
    生成AI の落とし穴 ~言語脳科学から考える人間の本質とは~ 講師: 酒井 邦嘉さん(東京大学大学院総合文化研究科教授 言語脳科学) 日時: 2023年9月13日(水)18:30〜20:30 場所:対面とオンラインのハイブリッド開催 生成AI が、世界を揺るがしています。 経済、社会、政治、教育など、あらゆる分野に衝撃を与える可能性を秘めた生成AI と は一体何者なのか?私達は今後、どのように向きあえばいいか?深い議論がないまま、 社会は変質を始めたようにすら見えます。 そこで、今回の月例会では、日本を代表する言語脳科学者の酒井邦嘉さんをお迎えし、 脳科学から見た生成AI の本質と、今後の社会の在り方について、忌憚のない視点から お話しいただきたいと思います。こぞってご参加ください! (酒井先生からのメッセージ) アメリカの言語学者のノーム・チョムスキーは、安易なAI の利用は「我々のサイエン スを退化させ、我々の倫理を貶める」と警鐘を鳴らしています(The New York Times, 2023 年3 月8 日)。生成AI を使って文書や作品を仕上げた場合、どこまでが摂取した 外部情報で、どこからが自分の創作かという線引きは、正当な引用と比べて曖昧になり やすく、本人が自覚しないまま創造的な能力の低下が生じます。記事や報告書であれ、 芸術作品であれ、自らの能力を詐称したり、原作者のアイデアを傷つけたりする形で利 用することは、倫理的に許されませんが、生成AI の悪用では当人の罪悪感という心理 的負担が軽くなるおそれがあるのです。教育現場でも生成AI の使用を一律禁止しにく いという現実の中で、AI の問題をどう位置付けていくべきか、皆さんとともに考えま す。 酒井 邦嘉(さかい くによし)さん略歴: 1987 年に東京大学理学部物理学科を卒業され、同大学院で博士号(理学博士)を取得さ れました。その後東京大学医学部助手、ハーバード大学リサーチフェロー、マサチュー セッツ工科大学客員研究員などを経て、現職に就かれました。 『言語の脳科学』(中公新書)や『チョムスキーと言語脳科学』(インターナショナル新 書)などの一般向けの書籍に加え、近著に『脳とAI-言語と思考へのアプローチ』(中 公選書)があり、言語の問題を始めとする人間の脳の特異性を最も熟知する専門家です。 JASTJ 担当・室山哲也、企画委員長・倉澤治雄 ※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。 事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。 ※会員以外の方は下記サイトからお申込み下さい。申込締切:9月6日(水) 申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17 【注意】9 月5日の月例会のお申込みも表示しておりますのでお間違えのないようお 申込みください。 ★例会報告の原稿執筆者を募集 例会報告の原稿を会員各位にお願いしています。是非執筆ください。原稿は字数1,300字前後で締め切りは2023年10月20日。12 月に発行予定の会報に掲載します。ご協力いただいた方には図書券3,000円をお贈りいたします。執筆希望者は事務局までご連絡ください。 ★今後の月例会の予定をお知らせします。 10 月中 堀田康彦・地球環境戦略研究機関(IGES)プログラムディレクター 「海洋プラスチックを考える(仮)」
  • 2023年9月(9月5日)例会のお知らせ「~ペロブスカイト太陽電池が拓く再生可能エネルギーの新しい世界~」 2023年8月24日
    ~ペロブスカイト太陽電池が拓く再生可能エネルギーの新しい世界~ 講師: 宮坂 力 (みやさか つとむ)先生 日時: 2023年9月5日(火)18:30〜20:30 場所:日本プレスセンター9 階 記者会見場    対面とオンラインのハイブリッド開催 おそらく極めて近い将来、太陽電池はすべてシリコン系からペロブスカイトに置き換 わるでしょう。ペロブスカイトは軽量で薄く、折り曲げることができることから、いま まで太陽電池を設置できなかったところにも、使われることが期待されています。 今回の月例会ではペロブスカイト太陽電池を発明された桐蔭横浜大学教授の宮坂力 先生をお招きいたします。宮坂先生は光電気化学がご専門で、とくに色素増感半導体の 研究に力を入れてこられました。 2009 年からペロブスカイトの研究開発に取り組まれ、2017 年に論文「効率的なエネ ルギー変換を達成するためのペロブスカイト材料の発見と応用」を発表すると大きな反 響を呼び、その年のクラリベイトの「引用栄誉賞」を受賞されました。宮坂先生は今年 1 月、「大発見の舞台裏で!ペロブスカイト太陽電池誕生秘話」を出版されました。 またバイオリン、とりわけストラディバリウスに造詣が深く、「ストラディバリの神 秘の音を化学する」などの記事を書かれています。 ぜひ多数の皆様のご参加を期待いたします。 宮坂力先生ご略歴: 1976 年 早稲田大学理工学部応用科学科卒業 1981 年 東京大学大学院工学研究科博士課程修了 工学博士 1981 年 富士フィルム株式会社 2001 年 桐蔭横浜大学大学院工学研究科教授 2005 年 東京大学大学院総合文化研究科客員教授 2017 年 東京大学先端科学技術研究センターフェロー 2020 年 早稲田大学先進理工学研究科・客員教授 JASTJ 企画委員長・倉澤治雄 ※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。 事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。 ※会員以外の方は下記サイトからお申込み下さい。申込締切:8 月29日(火) 申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17 【注意】9 月13 日の月例会のお申込みも表示しておりますのでお間違えのないようお 申込みください。 ★例会報告の原稿執筆者を募集 例会報告の原稿を会員各位にお願いしています。是非執筆ください。原稿は字数1,300字前後で締め切りは2023年10月20日。12 月に発行予定の会報に掲載します。ご協力いただいた方には図書券3,000円をお贈りいたします。執筆希望者は事務局までご連絡ください。 ★今後の月例会の予定をお知らせします。 9 月13 日(水) ...