副会長 小出重幸
アジア地域の科学ジャーナリストのネットワークを作り直そう、というプロジェクトが動き出し、南アフリカ世界会議の会場で第1回のミーティングが開催された。
JASTJは世界科学ジャーナリスト連盟(WFSJ)と協力して2013年から3年間、アジア地域の科学ジャ―ナリスト養成プログラム(SjCOOP Asia)を実施した。その成果の一つとしてアジア地域の科学ジャーナリスト組織のネットワークが作られたが、コロナパンデミックの混乱などで連絡網が消滅。インドネシア、フィリピンなどから再建を求める声が上がる一方、SjCOOP Asiaに関わっていなかったインド、ネパールなどからも地域ネットワークを作ろうという呼びかけがなされた。
2024年11月のWFSJブタペスト年次総会(AGM)に集まった各国代表たちでネットワーク参加者名簿が作られ、南アフリカ世界会議が目前に迫った2025年11月にオンライン会議を実施。ここでオーストラリア代表から2029年の世界会議開催地としてアデレードが立候補すると表明があり、アジアにとどまらずアジア太平洋地域として地域ネットワークを作ることになった。
こうして12月3日の南アフリカ世界会議の会場で、テーブルを囲んでの初めてのアジア太平洋地域科学ジャーナリストネットワークのミーティング開催にこぎつけた。ここには、中国科学技術報道協会(CSSTJ)の代表も参加。韓国、オーストラリア、インド、ネパール、インドネシア、フィリピン、シンガポール、日本と、合わせて9か国の組織が、オンライン会議などを活用して、情報交換、プロジェクト協力などを進めようという合意が確認された。

アジア太平洋地域ネットワーク・ミーティング