特別上映会「映画『おクジラさま』を観て、監督・佐々木芽生さんと語る」(9月3日)ご案内

定員に達しましたので、申し込みは締め切りました。


〔日時〕
 2018年9月3日(月)受付開始・開場:午後6時
 上映開始:午後6時30分、終了:午後8時40分
〔内容〕
 第1部 「おクジラさま ふたつの正義の物語」上映(1時間36分)
 第2部 佐々木芽生さん(ニューヨーク在住の女性監督)と語る
 コメンテーター 林良博・国立科学博物館館長
〔場所〕
 日本プレスセンタービル10階 日本記者クラブ Aホール
 千代田区内幸町2-2-1 03(3503)2721
 (最寄り駅:東京メトロ霞ヶ関駅、都営三田線・内幸町駅)

 映画「おクジラさま ふたつの正義の物語」は、クジラ・イルカ漁をめぐって海外の環境NGOの攻撃の的となった和歌山県太地町で起きた出来事や人々の動きを伝えたドキュメンタリー映画です。ニューヨーク在住の監督、佐々木芽生氏が繰り返し太地町に足を運び制作、昨年公開され、同時に発行した著書は2018年度の科学ジャーナリスト賞を受賞しました。今回の上映会は、佐々木さんの来日を機に催すもので、JASTJ会員だけでなく、広く一般の方にもお薦めする特別企画です。

 この映画が物語るテーマは、海洋生物の保護や資源の管理のあり方だけでなく、生物の多様性、文化・宗教、自然観の違い、動物の権利といった問題、さらにSNS時代の情報の発信の仕方やNGOの戦略などに広がっています。捕鯨問題では政治的な対立によって、科学的な見方が隅に追いやられてきただけに、環境、政治、科学を考えることにもつながります。

 佐々木さんは、ふたつの正義の間にある「対立」から「共存」の道を開く願いを込めて、世界に発信しようとしています。この夏、映画の英語版が米国内の3都市でも公開され、その反響が気になる時期。人類と動物とのつき合い方、文化・思想のダイバーシティについて、世界を視野に皆さんと考える機会になればと願っています。身近な方をお誘いの上で、ぜひご来場ください。

  
「おクジラさま ふたつの正義の物語」ポスター
(画像をクリックすると拡大します)

〔申し込み方法〕
 定員に達しましたので、申し込みは締め切りました。
〔参加費〕
 JASTJ会員 1000円、非会員 2000円
 当日、会場の受付でお支払いいただきますので、上映が始まる時刻(6時30分)より前に早めにお出でください。6時から受け付けます。
〔締め切り〕
 申し込みは8月31日(金)まで受け付けますが、定員(約90人)に達した場合には、その時点で締め切ります。
〔主催〕
 日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)
 問い合わせ JASTJ事務局 上映会担当 hello@jastj.jp

〔参考〕
 7月26日付の産経ニュースWEB版で「おクジラさま」のアメリカでの公開の動きについて紹介。
 科学ジャーナリスト賞の受賞のことも紹介されています。
 http://www.sankei.com/west/news/180726/wst1807260065-n1.html