◎会報【115号】2025年6月発行 ■ダウンロード
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- 巻頭言:温暖化への理解 さらに深める教育を
- ニュース
- 総会報告.
- J賞2025受賞者決まる
- J賞選考委員講評
- J賞20周年特集
- ニュース
- 30周年記念誌座談会
- 世界会議(南アフリカ)
- 例会報告(2月)高瀬寛さんに聞く
- 例会報告(3月)水野素子さんに聞く
- 例会報告(4月)福和伸夫さんに聞く
- オピニオン/賛助会員
- 理事会から/賛助会員
- 事務局だより
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◎会報【115号】2025年6月発行 ■ダウンロード
日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)では、情報を伝えるために必要な「企画力」「取材力」「構成力」「表現力」をプロから学ぶ「科学ジャーナリスト塾」を9月から開講します。著名なジャーナリストやプロデューサーたちが、長年の活動で身に着けた極意をあなたに伝授します。
実務経験豊かな講師たちの講義録画を順次、塾生限定で公開します。1週間のうち都合の良い時間に各自がオンデマンド視聴し、それを踏まえてリアルタイムで塾生と講師をつないだZOOM講義をします。ZOOM講義は原則として月に2回、木曜日の午後7時~8時半に(状況に応じて変則スケジュールあり)実施します。これとは別に、初回と最終回は東京都千代田区の日比谷図書文化館もしくは日比谷のプレスセンタービルでリアル実施するほか、農研機構(つくば市)で取材実習をします。
実践力をつけていただくため、宿題が随時出ます。学習の集大成として自分でテーマを選んで「作品(記事かPPTプレゼン)」をつくります。作品に関して講師・アドバイザーから個別指導を受けられます。基準をクリアした完成作品は、JASTJのHPで公開します。
① 9/5(木)19:00〜21:00 【リアル開催】19時~ ガイダンス+自己紹介
②9/11(木)〜 オンデマンド講義1、2「テーマの立て方」
9/17(水) 19:00〜20:30 ZOOM講義「テーマの立て方」※水曜日の開催です
③9/25(木)〜 オンデマンド講義3、4「文章の書き方、伝え方」
10/2(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義「文章の書き方、伝え方」
④10/9(木)〜 オンデマンド講義5、6「取材の心得」
10/16(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義「取材の心得」
⑤取材実習 10/18(土)【リアル開催】農研機構(茨城県つくば市)にて
10/23(木)ZOOM開催(予定)
⑥10/30(木)〜 オンデマンド講義7、8「ウェブジャーナリズム」
11/6(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義「ウェブジャーナリズム」
⑦11/20(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義「取材したことをどうまとめるか」
⑧11/13(木)〜 オンデマンド講義9、10「映像の撮り方、伝え方」
11/27(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義「映像の撮り方、伝え方」
⑨ 12/4(木)〜 オンデマンド講義11「デザインとレイアウト」
⑩12/11(木)〜 オンデマンド講義12、13「私の歩んだ道」
12/18(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義 質疑応答と作品の悩み相談会
⑪ 1/8(木)〜 オンデマンド講義14、15「雑誌と本の作り方」
1/15(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義 「雑誌と本の作り方」
⑫ 2/5(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義 作品発表 (1)
2/12(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義 作品発表 (2)
⑬ 2/25(水) 19:00〜20:30 【リアル開催】修了式 ※水曜日の開催です
■講師
室山哲也(JASTJ 会長、元 NHK 科学番組プロデューサー + 解説主幹)
高橋真理子(JASTJ 副会長、ジャーナリスト、元朝日新聞科学コーディネータ―)
瀧澤美奈子(JASTJ 副会長、サイエンスライター)
佐藤年緒(JASTJ 理事、元 JST サイエンスウィンドウ編集長、元時事通信編集委員)
高木靭生(JASTJ理事、元日経新聞科学技術部長・編集委員、元日経サイエンス社長兼編集長)
村松秀(JASTJ理事、近畿大学教授、元 NHKディレクター/プロデューサー)
長谷川聖治(JASTJ理事、よみうりランド取締役、元読売新聞科学部長)
縣秀彦(JASTJ理事、国立天文台天文情報センター准教授)
泉大知(JASTJ理事、BS フジ「ガリレオX」ディレクター)
亀松太郎(JASTJ理事、フリーランス記者・編集者、元弁護士ドットコムニュース編集長、元関西大学特任教授)
瀬川至朗(JASTJ理事、 特定非営利活動法人ファクトチェック・イニシアティブ理事長、元早稲田大学教授、元毎日新聞科学部長)
山口一臣(株式会社テックベンチャー総研代表取締役 CEO、元週刊朝日編集長)
小島正美(食・健康ジャーナリスト、元毎日新聞編集委員)
渥美好司(科学ジャーナリスト、元朝日新聞記者・福島総局長)
吉田宇一(元岩波「科学」編集長)
勝田敏彦(高エネルギー加速器研究機構広報室長、元朝日新聞記者)
遠藤智之(日経サイエンス副編集長)
由利伸子(サイテックコミュニケーションズ代表取締役)
■アドバイザー(五十音順)
内城喜貴(共同通信社客員論説委員)、河野正一郎(株式会社テックベンチャー総研代表取締役 COO、元週刊朝日・アエラ副編集長)、北村行孝(科学ジャーナリスト、元読売新聞論説委員・科学部長)、小出重幸(科学ジャーナリスト、元読売新聞編集委員)、杉村健(朝日新聞出版書籍編集部)ほか
一般:36,000円
JASTJ会員(賛助会員を除く):20,000円
学生(社会人学生を除く):15,000円
いずれも税込、事務管理費 一律3,000円を含みます。
部分参加はありません。PC環境などは各自のものを使用していただきます。
受講を機にJASTJに入会される方は、入塾申し込みの前に入会手続きをしてください。
https://jastj.jp/about/join/
個人会費12,000円が必要です。
カンファレンスパークの「日本科学技術ジャーナリスト会議」のページから参加登録してください。
登録の際は参加の動機(400字程度)をご記入ください。「塾の 締切は8月10日。ただし、人数が定員(約25人)に達した時点で締め切り、10人に達しない場合は開催しないこととします。
参加登録された方には自動返信メールが届きます。問い合わせ等は juku25@jastj.jp へお気軽にどうぞ。
日本科学技術ジャーナリスト会議(会長 室山哲也)
ホームページ https://jastj.jp
〔事務局〕〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-1日本プレスセンタービル8階848室
メール hello@jastj.jp
JASTJ科学ジャーナリスト塾(塾長 高橋真理子)
[事務局〕メール juku25@jastj.jp
「核」について学び直す
~核軍縮・廃絶の道はどこに~
講師: 秋山 信将(あきやま のぶまさ)一橋大学大学院法学研究科教授
日時: 2025 年7月10日(木) 午後6:30〜8:30
場所: 日本プレスセンタービル 9 階 小会議室(東京都千代田区内幸町 2-2-1)
ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。
ヒロシマ、ナガサキから 80年を迎える。しかし世界には核開発に邁進する国や、核を政治的・軍事的な恫喝にあからさまに利用する国がある。国際情勢の緊張の高まりを受けて、日本でも米国との「核共有」を提案する動きがある。2009年オバマ米大統領(当時)のプラハ演説で「核廃絶」への期待が高まったが、近年はそれに逆行する政治的・軍事的な動きが目立つ。
中国の核戦力台頭や小型戦術核の登場などで、冷戦期と異なり大国間の「核のバランス(核抑止)による平和」は成立しない恐れがある。核の惨禍から本質的に人類を守るには核廃絶と、それに至る「核軍縮」の追求が不可欠であり、核軍縮の取り組みが強く求められている。
世界の核保有状況はどうなっているのか。ロシアや北朝鮮の核の恫喝をどう捉えるべきなのか。核軍縮を進める上での障害は何か。「核共有」は核兵器を持たないとする日本の基本姿勢に抵触しないのか。専門家の話を聞き会員相互で意見交換したい。
秋山 信将さん略歴
1967 年生まれの国際政治学者(軍備管理、エネルギー安全保障などが専門)。一橋大学法学部卒、英オックスフォード大学で学び、広島市立大学広島平和研究所講師、日本国際問題研究所主任研究員などを経て、2012年に一橋大学教授。16年に大学を離れ、外務省在ウィーン国際機関日本政府代表部公使参事官を務める。18年から現職。この間、外務省核不拡散・核軍縮有識者懇談会委員や原子力規制委員会核セキュリティ検討会外部有識者、福島原発事故独立検証委員会(通称民間事故調)委員、NPT 運用検討会議日本政府代表団アドバイザー、外務省「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議委員などを務める。
JASTJ 担当理事 滝 順一
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外で参加希望の方は下記よりお申し込みください。申込締切7月3日(木)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
※会員と塾開催期間中の塾生は無料です。学生は500円、その他の方には参加費1,000円をいただきます。
★例会報告の原稿執筆者を募集
原稿は1,300字前後で締め切りは7月31日。ご協力いただいた方には図書券3,000円をお贈りいたします。原稿執筆に不慣れな方も歓迎いたしますので、執筆希望者は事務局までご連絡ください。
★月例会での取材活動について
月例会の内容を記事化する場合は、発言内容等に関し講師の方に改めて確認をとるようお願いします。質疑応答における質問者の方の発言についても同様です。
★JASTJ では政治的・社会的立場の如何にかかわらず、科学技術や科学政策、科学コミ ュニケーションの在り方などについて、深い視点から講演できる方をお招きしています。
iPS 細胞から“卵子や精子をつくる”
講師: 斎藤通紀(さいとう みちのり)京都大学 高等研究院教授
日時: 2025 年6月20日(金) 午後6:30〜8:30
場所: 日本プレスセンタービル 9 階 大会議室(東京都千代田区内幸町 2-2-1)
ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。
昨年、京都大学の斎藤通紀教授らが、ヒトの iPS細胞から卵子や精子のもとになる細胞を大量につくる技術の開発に成功したことが報じられ、世界の大きな関心を集めました。卵子や精子のもとになる細胞を大量に作製できるようになると、生殖細胞の分化がうまくいかない不妊の原因を解明する研究が加速し、遺伝子の働きなどを解明する実験を進めやすくなるとして期待が高まっています。また、技術的な課題は多いとされていますが、将来的にヒトの卵子や精子を作る研究につながるともみられています。卵子や精子を作れるようになれば、それらを受精させる基礎研究も実施できる見込みです(註:政府の生命倫理専門調査会は 2024 年1月に、この「受精させる基礎研究」を容認する方針を決めました)。医療や創薬など様々な分野で iPS細胞の実用化にむけた研究が加速する中、ヒトの生殖細胞まで作れる可能性を浮き彫りにしたこの研究は人類にとってどのような意味をもつのでしょうか。研究を率いる京都大学の斎藤通紀教授にお話を伺います。
斎藤 通紀先生 プロフィール
1995 年 京都大学 医学部 卒業
1999 年 京都大学 大学院医学研究科 博士課程修了
1999-2003 年 Wellcome Trust/ Cancer Research UK Gurdon Institute
for Developmental Biology and Cancer 研究員
2003-2009 年 独立行政法人理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター チームリーダー
2009-2018 年 京都大学 大学院医学研究科 教授
2011-2018 年 国立研究開発法人科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 ERATO 研究総括
2013-2018 年 京都大学 物質―細胞統合システム拠点 連携主任研究者
2018 年- 京都大学 iPS 細胞研究所 連携主任研究者
2018 年- 京都大学 高等研究院 教授
京都大学 高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点 拠点長
JASTJ 担当理事 宮野きぬ
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外で参加希望の方は下記よりお申し込みください。申込締切6月13日(金)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
※会員と塾開催期間中の塾生は無料です。学生は500円、その他の方には参加費1,000円をいただきます。
★例会報告の原稿執筆者を募集
原稿は1,300 字前後で締め切りは7月20日。ご協力いただいた方には図書券3,000円 をお贈りいたします。原稿執筆に不慣れな方も歓迎いたしますので、執筆希望者は事務局までご連絡ください。
★月例会での取材活動について月例会の内容を記事化する場合は、発言内容等に関し講師の方に改めて確認をとるようお願いします。質疑応答における質問者の方の発言についても同様です。
★JASTJ では政治的・社会的立場の如何にかかわらず、科学技術や科学政策、科学コミ ュニケーションの在り方などについて、深い視点から講演できる方をお招きしています。
日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)の有志は、報道やコミュニケーションに携わる立場から新型コロナウィルス感染症(COVID-19)パンデミック報道を振り返り、次のパンデミックに向けた提言を考えてきました。2024年12月の月例会講師に招いた元政府コロナウイルス感染症対策分科会会長の尾身茂さんとの対話を出発点とし、それぞれの経験を持ち寄って議論しました。
「医療情報のデジタル化を進め、各地の感染状況を速やかに収集できる態勢を作る」「感染状況に応じて柔軟に病床をやりくりする医療供給体制を構築する」といったことは、実現を阻む種々の要因に負けずに進めてほしいと考えます。ほかにも多様な課題がありますが、私たちは報道とコミュニケーションの課題に絞り、提言をまとめました。
2025年5月
JASTJ有志:小出重幸、高橋真理子、内城喜貴、清水健、中道徹、越智小枝、室山哲也
科学ジャーナリスト賞2025の最終選考委員会を4月5日に開き受賞作を決定しました。
「科学ジャーナリスト賞大賞」は、前野ウルド浩太郎さんの著作「バッタを倒すぜ アフリカで」(光文社新書)に贈呈します。
「優秀賞」は2作品を選びました。広野真嗣さんの著作「奔流 コロナ『専門家』はなぜ消されたのか」(講談社)と、2024年12月に放送されたNHKスペシャル「量子もつれ アインシュタイン最後の謎」です。
また福島民友新聞の長期連載「坪倉先生の放射線教室」を「特別賞」に選びました。
科学ジャーナリスト賞2025には総計61作品(新聞8、書籍30、映像18、博物館展示2、ウェブ3)の応募がありました。JASTJ会員による一次選考で新聞1作品、書籍5作品、映像4作品に絞り、最終選考委員会で上記4つの受賞作を決定しました。
大賞 | 書籍 | バッタを倒すぜ アフリカで | 前野ウルド浩太郎 | 光文社 |
優秀賞 | 書籍 |
奔流 コロナ「専門家」はなぜ消されたのか |
広野真嗣 | 講談社 |
優秀賞 | 映像 | NHKスペシャル「量子もつれ アインシュタイン最後の謎」 | NHK「量子もつれ」制作チーム | NHK |
特別賞 | 新聞 | 連載「坪倉先生の放射線教室」 | 坪倉正治 | 福島民友新聞 |
外部選考委員(敬称略):相澤益男、浅島誠、大隅典子、小林傳司、白川英樹
JASTJ選考委員(同):佐々義子、三井誠。村松秀、元村有希子(選考委員長)
◎会報【114号】2025年3月発行 ■ダウンロード
科学ジャーナリスト賞20周年記念イベントの第二弾として
ジュンク堂池袋本店で4月1日から5月31日まで
これまでの科学ジャーナリスト賞受賞作を集めたブックフェアを開催します。
またフェアの一環として、科学史家・科学哲学者の村上陽一郎先生(科学ジャーナリスト賞の前選考委員)の講演会を同店イベントスペースで4月23日19時から開催します。テーマはずばり「科学ジャーナリズム」です。
会場は席に限りがありますので、早めにお申し込みください。
オンラインでも視聴できます。
詳しくは下記のサイトでご確認ください。
https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-250423
第一弾イベントの「高校生作文コンクール」もよろしくお願いいたします。
南海トラフ地震を考える①
~防災対策とメディアの役割~
講師: 福和伸夫(ふくわ のぶお)さん 名古屋大学名誉教授
日時: 2025 年4月15日(火) 午後6:30〜8:30
場所: 日本プレスセンタービル 9 階 大会議室(東京都千代田区内幸町 2-2-1)
ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。
昨年8 月に発令された初めての「南海トラフ地震臨時情報」は巨大地震への日常的な 備えがいかに重要であるか、改めて思い知らされました。とりわけ防災と減災でのメデ ィアの役割は大きく、JASTJ でも継続的に取り上げるテーマとして提案されました。
福和先生は「南海トラフ地震臨時情報」の制度設計にも取り組まれ、「ヒト」「コト」「モ ノ」づくりを通した災害対策に取り組んでおられます。
「南海トラフ地震」では最大32 万人というとてつもない被害想定がなされています。 事前の防災対策によって、8 割が軽減できるとの試算もありますが、それでも6 万人を 超える死者・行方不明者の発生を回避することができません。
今回はシリーズの第一弾として福和先生に「南海トラフ地震臨時情報」や発生確率の 意味を解説いただくとともに、防災・減災に向けてメディアにどのような役割を期待す るか、お話しいただきます。先生のお話の後、現場で取材する記者、デスクのコメント を頂きます。
関東も長周期地震動など大きな被害を免れません。ぜひ多くの皆様のご参加を期待しま す。
福和伸夫(ふくわ のぶお)さん略歴
1979 年3 月 名古屋大学工学部建築学科卒業
1981 年3 月 名古屋大学大学院工学研究科博士課程前期課程修了
1981 年4 月 清水建設(株) 原子力部入社
1989 年5 月 名古屋大学で工学博士
1991 年4 月 名古屋大学工学部助教授
1997 年4 月 名古屋大学先端技術共同センター教授
2022 年4 月 名古屋大学名誉教授、名古屋産業科学研究所上席研究員 名古屋大学減災連携研究センター特任教授ほか
2022 年6 月 中部大学中部高等学術研究所教授
JASTJ 担当理事 倉澤治雄
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外で参加希望の方は下記よりお申し込みください。申込締切4月8日(火)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
※会員と塾開催期間中の塾生は無料です。学生は500円、その他の方には参加費1,000円をいただきます。
★例会報告の原稿執筆者を募集
原稿は1,300 字前後で締め切りは5月20日。ご協力いただいた方には図書券3,000円 をお贈りいたします。原稿執筆に不慣れな方も歓迎いたしますので、執筆希望者は事務局までご連絡ください。
★月例会での取材活動について月例会の内容を記事化する場合は、発言内容等に関し講師の方に改めて確認をとるようお願いします。質疑応答における質問者の方の発言についても同様です。
★JASTJ では政治的・社会的立場の如何にかかわらず、科学技術や科学政策、科学コミ ュニケーションの在り方などについて、深い視点から講演できる方をお招きしています。
2月20日に開いた「科学ジャーナリスト賞2025」一次選考会で、JASTJ会員らから推薦のあった61作品から最終選考に残す10作品が選ばれました。61作品の内訳は、書籍30作品、映像18作品、新聞8作品、展示2作品、ウェブ3作品でした。総数では昨年度(62作品)と同水準で、多彩なジャンルからバランスのとれた推薦がありました。作品を推薦・評価していただいた会員のみなさん、また会員外からの推薦に感謝を申し上げます。
作品名 | 代表者名 | 出版社名など | |
書籍 | がん征服 | 下山進 | 新潮社 |
書籍 | バッタを倒すぜ アフリカで | 前野ウルド浩太郎 | 光文社 |
書籍 | 野生生物はやさしさだけで守れるか | 朝日新聞取材チーム | 岩波書店 |
書籍 | 奔流 コロナ「専門家」はなぜ消されたのか | 広野真嗣 | 講談社 |
書籍 | OSO18を追え ”怪物ヒグマ”との闘い560日 | 藤本靖 | 文芸春秋 |
映像 | 映画「サイレントフォールアウト」 | 伊東英朗 | 自主上映 |
映像 | NHKスペシャル「法医学者たちの告白」 | 木寺一孝(ビジュアルオフィス善) | NHK |
映像 | FRONTIERS「世界は錯覚で出来ている」 | 大野俊之、筒井芳典 | NHK |
映像 | NHKスペシャル「量子もつれ アインシュタイン最後の謎」 | 岡田朋敏、荒東大祐ら | NHK |
新聞 | 連載「坪倉先生の放射線教室」 | 坪倉正治 | 福島民友新聞 |
どう創る?科学技術立国の未来
講師: 水野 素子さん (参議院議員/元JAXA 職員)
日時: 2025 年3月7日(金) 午後7:00〜9:00
場所: 日本プレスセンタービル 9 階 小会議室(東京都千代田区内幸町 2-2-1)
ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。
JAXA で、宇宙政策の専門家として28年勤務したのち、2022年の参院選で当選。宇宙技術やIcT などの科学技術を中心とした国家成長戦略を模索しつつ、 災害にも強い、安全・安心な国作りを目指している。
政治の世界に入って痛感するのは、科学的思考の欠如と、その視点を持つこと の重要性だという。そして、技術開発の現場を尊重した政策が必要だと主張する。
日本は、今後、どのような科学技術立国をしていくべきなのか? 研究開発機関の連携や、科学教育はどうあるべきなのか? 28 年の実体験も交え、政治の現場から見た現状と課題について語っていただく。
水野 素子(みずの もとこ)さん略歴
東京大学法学部を卒業後、旧宇宙開発事業団(NASDA。現・宇宙航空研究開発 機構(JAXA))に就職。法務・コンプライアンス課長、航空産業協力課長などの役職を歴任。入社後まもなく国際宇宙ステーション(ISS)に関する条約の交渉を担当し、その批准作業のため1997~1999年の間外務省本省(国際科学 協力室)にNASDA から初めての出向として国会対応や外交交渉実務を担当。その後、法務・コンプライアンス課長、航空産業協力課長、調査国際部参事として、航空宇宙業界における産学官連携促進・人材育成事業などに携わる。2022年7月の参議院選挙で当選。現在、参議院外交防衛委員会、予算委員会、政府 開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会、外交・安全保障に関する調査会に所属している。
JASTJ 担当理事 室山 哲也
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外で参加希望の方は下記よりお申し込みください。申込締切2月28日
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
※会員と塾開催期間中の塾生は無料です。学生は500円、その他の方には参加費1,000円をいただきます。
★月例会での取材活動について 月例会の内容を記事化する場合は、発言内容等に関し講師の方に改めて確認をとるようお願いします。質疑応答における質問者の方の発言についても同様です。
★JASTJ では政治的・社会的立場の如何にかかわらず、科学技術や科学政策、科 学コミュニケーションの在り方などについて、深い視点から講演できる方をお招きしています。
“究極の量子コンピューター”開発に挑む
講師: 高瀬寛(たかせかん)さん 東京大学大学院工学系研究科・助教 /光量子コンピュータースタートアップ「OptQC」代表取締役CEO
日時: 2025 年2 月5日(水) 午後6:30〜8:30
場所: 日本プレスセンタービル 9 階 小会議室大会議室(東京都千代田区内幸町 2-2-1)
ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。
現代のスーパーコンピューターをはるかにしのぐ「量子コンピューター」。Google や IBM など、世界の大手企業が開発にしのぎを削っています。こうした中、日本では従来 研究されてきた量子コンピューターよりもさらに高い性能をもつと期待される「光量子 コンピューター」(光の特性を生かした量子コンピューター)の開発が進んでいます。 研究を主導してきたのは、基本原理の開発を2017 年に成功させた東京大学大学院工学 系研究科の古澤研究室。「光量子ンピューターの開発に向けて、技術は出そろった」と して、今年9 月には古澤研究室の助教、高瀬寛さんが実用化を目指すタートアップを立 ち上げる動きに発展し、国内外の注目が高まっています。
今回の月例会では、光量子コンピューターのスタートアップOptQC のCEO、高瀬寛さ んをお招きし、世界で加速する量子コンピューターの最新動向や、高瀬さんたちが手掛 ける光量子コンピューターが未来にどのような変化をもたらすのか、その展望も交えな がら、実用化に向けた挑戦についてお話しいただきます。ぜひともご参加ください。
高瀬寛さん略歴
1994 年 兵庫県生まれ。
2013 年 東京大学入学
2016 年 東京大学古澤研究室配属
2017 年 優秀卒業論文賞受賞
2019 年 優秀修士論文賞受賞
2022 年 博士号(工学)取得
古澤研究室助教に着任
理研RQC 客員研究員
2024 年 OptQC 株式会社 代表取締役
JASTJ 担当理事 宮野きぬ
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外で参加希望の方は下記よりお申し込みください。申込締切1月29日(水)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
※会員と塾開催期間中の塾生は無料です。学生は500円、その他の方には参加費1,000円をいただきます。
★月例会での取材活動について 月例会の内容を記事化する場合は、発言内容等に関し講師の方に改めて確認をとるようお願いします。質疑応答における質問者の方の発言についても同様です。
★今後の月例会(予定)
3 月7 日(金)
「どう目指す?科学技術立国ニッポン」(参議院議員:水野素子さん)
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映画「サイレントフォールアウト」
講師: 伊東英朗(いとうひであき)さん (ドキュメンタリー映画監督)
日時: 2025 年1 月17 日(金) 午後7:00〜9:00
場所: 日本プレスセンタービル10階ホール (東京都千代田区内幸町 2-2-1)
対面のみの開催。オンライン中継はございません。
1950年代の冷戦下、米国が国内で始めた大気圏内核実験は100回を超えます。その放射性降下物(フォールアウト)による健康被害の実態を、当事者や家族の証言から浮き彫りにしたドキュメンタリー映画『サイレントフォールアウト』が、日本人によって製作されました。監督の伊東英朗さんは、太平洋で行われた核実験で被曝した四国の漁師たちとの出会いを契機に、「核と人類」をライフワークとして取材を続けています。
本作品は2023年に日本語版が完成し、今夏には米国内20か所で上映ツアーを敢行、大きな反響を呼びました。日本は唯一の戦争被爆国ですが、加害者と見なされる米国も全域が放射能で汚染されているという事実を提示する、力強い作品です。米政府にとっての「不都合な真実」を、研究者やジャーナリスト、そして母親たちが連帯して暴いていくさまは、市民科学の実践例としても示唆を与えてくれます。
完全自主上映方式を採用しているため、劇場での公開はなく、貴重な鑑賞の機会です。制作費及び上映ツアーの資金は、すべてクラウドファンディングと上映会場でのカンパで賄われています。ぜひともご参加ください。
伊東英朗(いとうひであき)さん 略歴
1960年 愛媛県生まれ。松山市在住。幼稚園教諭として16年間働いた後、2000年、テレビの世界に転じ、番組制作を行う。2004年、太平洋で行われた核実験によるマグロ漁船の被ばく事件を題材に番組を製作したことをきっかけに、「核被害」の取材を開始。映画『放射線を浴びたX年後』(2012年)、『放射線を浴びたX年後2』(2015年)は国内外300カ所以上で上映された。2021年には、NNNドキュメント’20『クリスマスソング』とそれまでの活動が評価され、第71回芸術選奨 文部科学大臣賞を受賞した。
本作品『サイレントフォールアウト』は映画としては3作目。国内での上映は150か所を超え、英語版はハンプトン国際映画祭、セントルイス国際映画祭など28の海外映画祭で評価された。
JASTJ担当理事:元村有希子
※会員以外で参加希望の方は下記よりお申し込みください。申込締切2025年1月10日(金)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
※会員と塾開催期間中の塾生は無料です。学生は500円、その他の方には参加費1,000円をいただきます。
★例会報告の原稿執筆者を募集
原稿は1,300字前後で締め切りは2025年1月31日。ご協力いただいた方には図書券3,000円 をお贈りいたします。原稿執筆に不慣れな方や塾生も歓迎いたしますので、執筆希望者は事務局までご連絡ください。
★月例会での取材活動について 月例会の内容を記事化する場合は、発言内容等に関し講師の方に改めて確認をとるようお願いします。質疑応答における質問者の方の発言についても同様です。
★今後の月例会(予定)
2025年2月
「日本生まれの“究極の量子コンピューター”開発に向けて」高瀬寛さん(東大古澤明研助教)
2025年3月
「どう目指す?科学技術立国ニッポン」水野素子さん(参議院議員、元JAXA職員)
2024科学ジャーナリスト賞受賞作
「1100日間の葛藤 新型コロナパンデミック専門家たちの記録」
を手がかりに、尾身茂さんから聞く
講師: 尾身茂さん(元政府コロナウイルス感染症対策分科会会長)
日時: 2024 年12 月23 日(月) 午後6:30〜8:30
場所: 日本プレスセンタービル 10階ホール 9階大会議室(東京都千代田区内幸町 2-2-1)
ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。
※当初、会場の記載が誤っておりました。お詫びして訂正いたします。
2020年初頭から、日本と世界を巻き込んだ「コロナウイルスCOVID-19」のパンデミックとは何であったのか。欧米に比べて日本の死者比率は低かったけれど、政府の感染症対策はどう評価できるのか、専門家と行政との連携の実態はどうだったのか、サポートしてきた専門家たちが2023年8月、一斉に退任させられたが、また同じような感染症パンデミックが起きたら政府の対策は混乱しないのか? 様々な領域にわたる疑問がわきあがります。
今回は、混乱の中で、政府の実質的な“医学顧問”として、首相の会見を補佐し、政府の感染症対策、メディア対応に助言を発信し続けた、尾身茂さんをお招きします。
「1100日の葛藤」から学ぶこと、政権や政界との連携の仕組み、専門家の役割はどこまで果たせたのか、いま振り返った尾身さんの思いなどを、ざっくばらんにお尋ねし、「このまま忘れ去ってしまってはいけない」という尾身さんとの質疑・討論を通して、これからの課題、失敗を生かす方法などを考えたいと思います。
2024年最後の例会です。コロナ・パンデミックについて改めて知りたい方、お集まりください。
尾身茂 (おみ・しげる)さん略歴
1949年生まれ。自治医科大学卒業(第1期生)。医師、医学博士。伊豆諸島や都内での地域医療などを経て、90年から世界保健機関(WHO)に勤務。99年WHO西太平洋地域事務局長。2009年帰国。独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)理事長などを経て2022年公益財団法人結核予防会理事長。2009年政府の新型インフルエンザ対策本部専門家諮問委員会委員長。2020年2月、厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード構成員、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議副座長。2020年7月~2023年8月、新型コロナウイルス感染症対策分科会会長
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外で参加希望の方は下記よりお申し込みください。申込締切12月16日(月)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
※会員と塾開催期間中の塾生は無料です。学生は500円、その他の方には参加費1,000円をいただきます。
★例会報告の原稿執筆者を募集
原稿は1,300字前後で締め切りは2025年1月20日。ご協力いただいた方には図書券3,000円 をお贈りいたします。原稿執筆に不慣れな方や塾生も歓迎いたしますので、執筆希望者は事務局までご連絡ください。
★月例会での取材活動について 月例会の内容を記事化する場合は、発言内容等に関し講師の方に改めて確認をとるようお願いします。質疑応答における質問者の方の発言についても同様です。
JASTJ担当理事:小出重幸
日本の原子力開発を考える
~賛否を超えたまっとうな議論を!~
講師: 田中俊一(たなか しゅんいち)さん 原子力規制委員会初代委員長
日時: 2024 年12 月2 日(月) 午後6:30〜8:30
場所: 日本プレスセンタービル 9 階 小会議室(東京都千代田区内幸町 2-2-1)
ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。
岸田政権は「グリーン・トランスフォーメーション」のかけ声のもと、原子力の全面 的な推進に舵を切りました。再稼働推進だけでなく、60 年運転、新設・増設、さらには 核融合炉、高温ガス炉を含めた新型炉の開発を進める方針を明確にしました。
一方で再処理や高速増殖炉などを中心とした核燃料サイクルは現実的に破綻の危機 にあります。また1 月の能登半島地震をきっかけに、原子力防災の欠陥が露呈されたほ か、廃炉、廃棄物、処理水問題も尾を引いたままです。
これまでの原発論争はまず「賛成か、反対か」がありきで、それ以上議論を深めるこ とができませんでした。田中俊一さんは原子力学会元会長として「3.11」直後に原子力 関係者として初めて事故について「謝罪」するとともに、初代原子力規制委員会委員長 として、新規制基準の策定や適合審査に取り組んできました。
今後の日本の原子力開発をどうするか、そのためにメディアを含めてどのように議論 を進めるべきか、田中さんの問題提起をもとに、考えるきっかけとしたいと思います。
田中俊一さん略歴
1945 年福島県生まれ、東北大学工学部原子力工学科卒、日本原子力研究所、東北大学よ り学位(工学博士)、日本原子力研究所副理事長、日本原子力学会会長、原子力委員会委 員長代理などを歴任。2012 年から2017 年まで原子力規制委員会委員長。 現在、年数か月は福島県飯館村にある「飯館山荘」で過ごす。大所高所から日本の原子 力開発について提言を行っている。
JASTJ 担当理事:倉澤治雄
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外で参加希望の方は下記よりお申し込みください。申込締切11月25日(月)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
※会員と塾開催期間中の塾生は無料です。学生は500円、その他の方には参加費1,000円をいただきます。
★例会報告の原稿執筆者を募集
原稿は1,300字前後で締め切りは2025年1月20日。ご協力いただいた方には図書券3,000円 をお贈りいたします。原稿執筆に不慣れな方や塾生も歓迎いたしますので、執筆希望者は事務局までご連絡ください。
★月例会での取材活動について 月例会の内容を記事化する場合は、発言内容等に関し講師の方に改めて確認をとるようお願いします。質疑応答における質問者の方の発言についても同様です。
★今後の月例会(予定)
12 月23 日(月)
「コロナ禍1100日間の葛藤」 尾身茂さん(COVID19 専門家会議座長)
2025 年1月17 日(金)
映画「サイレント・フォールアウト」上映と伊東英朗監督トーク
2 月5 日(水)
「日本生まれの“究極の量子コンピューター”開発に向けて」 (高瀬寛さん:東大古澤明研助教)
3 月7 日(金)
「どう目指す?科学技術立国ニッポン」(参議院議員:水野素子さん)
◎会報【112号】2024年9月発行 ■ダウンロード
国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)見学会
日時: 2024年11月18日(月) 午後2:30〜4:30(予定)
場所: 東京都小金井市貫井北町 4-2-1 国立研究開発法人情報通信研究機構
TEL:042-327-7429 (代)
*JR 中央線国分寺駅より徒歩 15 分程度 *国分寺、武蔵小金井よりバスあり
https://www.nict.go.jp/about/hq.html
*14 時現地集合(本館ロビー)
国立研究開発法人通信研究機構(NICT)は、情報通信分野を専門とする我が国唯一の公的研究機関として、情報通信技術の研究開発を基礎から応用まで行っています。見学会では最先端の研究内容について研究者からのプレゼンと研究者との質疑応答ができます。また、宇宙天気予報や日本標準時といった NICT の定常業務についてもご紹介いただく予定です。
内容(予定):
14:00-14:15 徳田英幸理事長よりご挨拶
14:15-16:30 研究所内の見学
・電磁波先端技術分野 宇宙天気予報、日本標準時ほか
・革新的ネットワーク分野 Beyond 5G ほか
・サイバーセキュリティ分野 サイバーセキュリティほか
・ユニバーサルコミュニケーション分野 AI 技術、自動翻訳など
・量子ICT分野 量子暗号通信ほか
16:30 終了予定(現地解散)
対面参加のみ(オンライン中継はありません)。
参加人数には最大20人。申し込み先着順で締め切ります。(〆切は 10/31(木)18.00 です)
申し込みは以下からお願いします。
※会員と塾開催期間中の塾生を対象とします。参加無料です。
担当 JASTJ 企画委員会 縣
★例会報告の原稿執筆者を募集
例会報告の原稿を会員各位にお願いしています。是非執筆ください。原稿は 1,300 字前後で締め切りは11月 30日です。12月発行予定の会報に掲載します。ご協力いただいた方には図書券 3,000円をお贈りします。執筆希望者は事務局までご連絡ください。
★見学会での取材活動について
見学会の内容を記事化する場合は、発言内容等に関し講師の方に改めて確認をとるようお願いします。
質疑応答における質問者の方の発言についても同様です。
★今後の月例会(予定)
12 月 2 日(月)
「どうする?原発開発」(仮)/田中俊一さん(元原子力規制委員会委員長)
12 月中下旬(調整中)
「コロナ禍1100日間の葛藤」(仮)/尾身茂さん(COVID19 専門家会議座長)
2025 年 1 月
映画「サイレント・フォールアウト」上映と伊東英朗監督トーク
2 月
「日本生まれの“究極の量子コンピューター”開発に向けて」高瀬寛さん(東大古澤明研助教)
3 月
「どう目指す?科学技術立国ニッポン」水野素子さん(参議院議員、元 JAXA 職員)
「他人事」でない認知症と私たちはどう向き合うか
~研究最前線から早期診断・治療の可能性を探る~
講師: 岩坪威(いわつぼ・たけし)さん(東京大学大学院医学系研究科教授)
日時: 2024 年10 月9 日(水) 午後6:30〜8:30
場所: 日本プレスセンタービル 9 階 小会議室(東京都千代田区内幸町 2-2-1)
ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。
認知症は高齢化社会の進行とともに確実に増加するとみられ、厚生労働省研究班による と、 認知症の人は2040年には584万人、60年には645万人になり、 高齢者の6人に1 人 を占めると予測されています。アルツハイマー病は認知症の6~7割を占めるとされ、重 症になる前の軽度認知症や軽度認知障害(MCI)段階での発見、 可能な限りの治療が重要 とされています。
そこで、 日本認知症学会の理事長も務めるなど、 アルツハイマー病研究の第一人者で、5月には、原因タンパク質を血液検査で測定することで発症を高い精度で予測できる手法を発表して国内外で注目された岩坪氏をお招きします。そして新しい診断・治療法や初期 認知症治療新薬への期待値をはじめとする今後の早期診断・治療の可能性などを伺います。
岩坪氏は昨年11月に日本記者クラブで講演し、講演内容はメディアから高い関心を集めました。進行する高齢化社会の中で「他人事」ではないこの疾患と私たちはどう向き合えばいいのかを講師とともに共に考えたいと思います。是非ご参加ください。
岩坪威(いわつぼ・たけし)さん略歴
984年、 東京大学医学部卒業。86年東京大学医学部附属病院神経内科入局、同学部附属脳研究施設脳病理学部門助手、 薬学部機能病態学寄付講座客員助教授を経て98 年東京大学大学院薬学系研究科臨床薬学教室教授就任。2007年東京大学大学院医学系研究科神経病理学分野教授。国立精神・神経医療研究センター神経研究所長兼務。専門は神経病理学、研究テーマはアルツハイマー病。米国の医学賞や文部科学大臣表彰科学技術研究部門賞など受賞歴多数。
JASTJ 担当理事:内城喜貴
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外で参加希望の方は下記よりお申し込みください。申込締切10月2日(水)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
※会員と塾開催期間中の塾生は無料です。学生は500円、その他の方には参加費1,000円をいただきます。
★例会報告の原稿執筆者を募集
原稿は1,300字前後で締め切りは11月20日。ご協力いただいた方には図書券3,000円 をお贈りいたします。原稿執筆に不慣れな方や塾生も歓迎いたしますので、執筆希望者は事務局までご連絡ください。
★月例会での取材活動について 月例会の内容を記事化する場合は、発言内容等に関し講師の方に改めて確認をとるようお願いします。質疑応答における質問者の方の発言についても同様です。
★今後の月例会(予定)
11月(調整中) 「コロナ禍1100 日間の葛藤」(仮)/尾身茂さん(COVID19 専門家会議座長)
12月2日(月) 「どうする?原発開発」(仮)/田中俊一さん(元原子力規制委員会委員長)
生成AI 時代の教育論
講師: 坂村健(さかむら けん)さん (東京大学名誉教授)
日時: 2024 年9 月10 日(火) 午後6:30〜8:30
場所: 日本プレスセンタービル 9 階 大会議室(東京都千代田区内幸町 2-2-1)
ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。
日本社会の低迷の背後には、社会変革につながるIcT教育の遅れがあると言われてい ます。かつてTRONプロジェクトで世界に衝撃を与え、日本の科学技術をリードしてきた坂村健さんは、社会の変革には、大学での本格的なDXが必要と考え、7年前に東洋大学情報連携学部を新設。新築の構内に5000個のIoTディバイスを設置(未来社会の モデル)し、「モノ」「人」「AI」がオープンにつながるシステムを作り上げ、社会のDXを実現できる人材の育成を続けてきました。
今回の月例会では、著名なコンピュータ科学者の坂村健さんをお招きし、大学で実践しているMoocsなどの事例も交えつつ、日本の大学教育の現状と課題、そして未来型の人材教育のありかたについてお話しいただきます。ぜひともご参加ください。
坂村健(さかむらけん)さん略歴
1951年東京生まれ。 東京大学名誉教授。工学博士。INIAD cHUB(東洋大学情報連携学学術実業連携機構) 機 構長。 IEEEライフ・フェロー、ゴールデンコアメンバー。2002年1月よりYRPユビキタス・ ネットワーキング研究所長。 オープンなコンピュータアーキテクチャTRONを構築。現在TRONはIoTのためのIEEE(米国電気電子学会)標準組込OS として世界中で多数使われており、2023年「TRONリアルタイムOSファミリー」 がIEEE Milestoneとして認定された。2015年ITU(国際電気通信連合)創設150周年を記念して、情報通信のイノベーション、促進、発展を通じて、世界中の人々の生活向上に多大な功績のあった世界の6 人の中の一人としてITU150Awardを受賞。2023年 IEEE Masaru Ibuka Consumer TechnologyAward 受賞。他に2006年日本学士院賞、2003年紫綬褒章。著書に『DXとは何か』、『IoTとは何か』(角川書店)、『イノベーションはいかに起こすか』(NHK 出版)など多数。
JASTJ 担当理事:室山哲也
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外で参加希望の方は下記よりお申し込みください。申込締切9月3日(火)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
※会員と塾開催期間中の塾生は無料です。学生は500円、その他の方には参加費1,000円をいただきます。
★例会報告の原稿執筆者を募集
原稿は1,300字前後で締め切りは10月20日。ご協力いただいた方には図書券3,000円 をお贈りいたします。原稿執筆に不慣れな方や塾生も歓迎いたしますので、執筆希望者は事務局までご連絡ください。
★月例会での取材活動について 月例会の内容を記事化する場合は、発言内容等に関し講師の方に改めて確認をとるようお願いします。質疑応答における質問者の方の発言についても同様です。
★今後の月例会(予定)
10月9日(水) 「認知症研究最前線」(仮)/岩坪威さん(東京大学大学院医学系研究科教授)
11月(調整中) 「コロナ禍1100 日間の葛藤」(仮)/尾身茂さん(COVID19 専門家会議座長)
12月2日(月) 「どうする?原発開発」(仮)/田中俊一さん(元原子力規制委員会委員長)
AI 時代に記者や編集者は生き残れるか?
~ネットメディアから見たジャーナリズムの未来~
講師: 亀松太郎さん(あしたメディア研究会代表、JASTJ 会員)
日時: 2024 年 8 月 22 日(木) 午後 6:30〜8:30
場所: 日本プレスセンタービル 9 階 小会議室(東京都千代田区内幸町 2-2-1)
ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。
生成AI でジャーナリズムの現場が大きく変わり始めています。
最近では、平均的ライター以上の能力の生成AIが出現し、それを使って膨大な仕事をこなす「スー パーライター」も登場しています。しかし一方で、生成AI使用を理由に、原稿料値下げが求められるなど、社会的問題の側面も出始めています。
今後、生成AIによって、記者や編集者の仕事はどのような影響を受けるのでしょうか? ジャーナリズムの未来はどうなるのでしょうか?
メディアと生成AIの現状に詳しい亀松太郎さんに、実例を紹介していただきながら、AI時代のジャ ーナリズムの未来について考えます。
亀松太郎 (かめまつたろう)さん 略歴
1970 年静岡県浜松市生まれ。東京大学法学部を卒業後、朝日新聞記者になるが、3年で退社。その後、ネットメディア「J-CAST ニュース」の記者・編集者、ニコニコニュース編集長、弁護士ド ットコムニュースの編集長とキャリアを重ね、朝日新聞運営「DANRO」の創刊編集長を務めた後、 同社からメディアを買い取って再び編集長となった。
2019 年4 月〜23 年3 月、関西大学の特任教授(ネットジャーナリズム論)。 現在はフリーランスの記者/編集者として活動しつつ、「あしたメディア研究会」を運営。同時 に、在住する東京都杉並区のニュースを取材して、Yahoo!ニュースなどで発信を続けている。最近の関心テーマは「ローカルメディアの再生とジャーナリズムへのAI 活用」。
JASTJ 担当理事:室山哲也
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外で参加希望の方は下記よりお申し込みください。申込締切8月15日(木)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
※会員と塾開催期間中の塾生は無料です。学生は500円、その他の方には参加費1,000円をいただきます。
★例会報告の原稿執筆者を募集
原稿は1,300字前後で締め切りは9月20日。ご協力いただいた方には図書券3,000円 をお贈りいたします。原稿執筆に不慣れな方や塾生も歓迎いたしますので、執筆希望者は事務局までご連絡ください。
★月例会での取材活動について 月例会の内容を記事化する場合は、発言内容等に関し講師の方に改めて確認をとるようお願いします。質疑応答における質問者の方の発言についても同様です。
★今後の月例会(予定)
9 月10 日(火) 「生成AI 時代の教育論」/坂村健さん(東京大学名誉教授)
10 月9日(水) 「認知症研究最前線」(仮)/岩坪威さん(東京大学大学院医学系研究科教授)
11 月(調整中) 「コロナ禍1100 日間の葛藤」(仮)/尾身茂さん(COVID19 専門家会議座長)
12 月2 日(月) 「どうする?原発開発」(仮)/田中俊一さん(元原子力規制委員会委員長)
7月1日にプレスセンター10階ホール(東京・日比谷)で創立30周年パーティーが開催され、総勢約120人でJASTJの歴史的瞬間を賑やかに祝いました。
室山哲也会長の開会挨拶のあと、J賞審査委員を長年お務めいただいている相澤益男先生に乾杯のご発声をいただきました。
科学ジャーナリスト賞の歴代選考委員の、白川英樹先生、黒川清先生、浅島誠先生も駆けつけてくれました。
高橋真理子副会長がJASTJの30年史を紹介し、歴代会長4人が壇上にあがって挨拶すると、直後にスペシャルゲストの「ブラック星博士」が登場。
博士(実は明石市立天文科学館の井上毅館長)がクイズを2問出して会場は大いに盛り上がりました。
賛助会員から、海洋研究開発機構理事の河野健さま、東京サラヤ株式会社代表取締役社長の更家富美子さま、構造計画研究所会長の服部正太さまのお三方にご挨拶をいただき、滝順一事務局長の閉会挨拶で会は終了いたしました。
参加いただいた皆さま、ご協力いただいた皆さまに感謝します。
また新たな気持ちで、会員の皆さまとともに31年目の歴史を作っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)では、情報を伝えるために必要な「企画力」「取材力」「構成力」「表現力」をプロから学ぶ「科学ジャーナリスト塾」を9月から開講します。著名なジャーナリストやプロデューサーたちが、長年の活動で身に着けた極意をあなたに伝授します。
実務経験豊かな講師たちの講義録画を順次、塾生限定で公開します。1週間のうち都合の良い時間に各自が2コマをオンデマンド視聴し、それを踏まえてリアルタイムで塾生と講師をつないだZOOM講義をします。ZOOM講義は原則として月に2回、木曜日の午後7時~8時半に(状況に応じて変則スケジュールあり)実施します。これとは別に、初回と最終回の講義は東京都千代田区の日比谷図書文化館もしくは日比谷のプレスセンタービルでリアル実施するほか、取材実習があります。
実践力をつけていただくため、宿題が随時出ます。学習の集大成として自分でテーマを選んで「作品(記事かPPTプレゼン)」をつくります。作品に関して講師・アドバイザーから個別指導を受けられます。基準をクリアした完成作品は、JASTJのHPで公開します。
① 9/5(木)19:00〜21:00 【リアル開催】19時~ ガイダンス+自己紹介
②9/12(木)〜 オンデマンド講義1、2「テーマの立て方」
9/19(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義「テーマの立て方」
③9/26(木)〜 オンデマンド講義3、4「文章の書き方、伝え方」
10/3(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義「文章の書き方、伝え方」
④10/10(木)〜 オンデマンド講義5、6「取材の心得」
10/17(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義「取材の心得」
⑤取材実習 10/19(土)国立極地研究所(東京都立川市)にてリアル開催(予定)
10/24(木)ZOOM開催(予定)
⑥10/31(木)〜 オンデマンド講義7、8「ウェブジャーナリズム」
11/7(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義「ウェブジャーナリズム」
⑦11/21(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義「取材したことをどうまとめるか」
⑧11/14(木)〜 オンデマンド講義9、10「映像の撮り方、伝え方」
12/4(水) 19:00〜20:30 ZOOM講義「映像の撮り方、伝え方」※水曜日の開催です
⑨12/12(木)〜 オンデマンド講義11、12「私の歩んだ道」
12/19(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義 質疑応答と作品の悩み相談会
⑩ 1/9(木)〜 オンデマンド講義13、14「雑誌と本の作り方」
1/16(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義 「雑誌と本の作り方」
⑪ 2/6(木) ライブのZOOM講義 作品発表
2/13(木) 19:00〜20:30 ZOOM講義 作品発表
⑫ 2/26(水) 19:00〜20:30 【リアル開催】修了式 ※水曜日の開催です
■講師
室山哲也(JASTJ 会長、元 NHK 科学番組プロデューサー + 解説主幹)
高橋真理子(JASTJ 副会長、ジャーナリスト、元朝日新聞科学コーディネータ―)
瀧澤美奈子(JASTJ 副会長、サイエンスライター)
佐藤年緒(JASTJ 理事、元 JST サイエンスウィンドウ編集長、元時事通信編集委員)
村松秀(JASTJ理事、近畿大学教授、元 NHKディレクター/プロデューサー)
長谷川聖治(JASTJ理事、よみうりランド取締役、元読売新聞科学部長)
縣秀彦(JASTJ理事、国立天文台天文情報センター准教授)
高木靭生(JASTJ理事、元日経新聞科学技術部長・編集委員、元日経サイエンス社長兼編集長)
軍司達男(元 NHK エデュケーショナル社長、元 NHK スペシャルプロデューサー)
泉大知(BS フジ「ガリレオX」ディレクター)
山口一臣(株式会社テックベンチャー総研代表取締役 CEO、元週刊朝日編集長)
亀松太郎(DANRO編集長、元関西大学特任教授、あしたメディア研究会主宰)
渥美好司(科学ジャーナリスト、元朝日新聞記者)
吉田宇一(元岩波「科学」編集長)
勝田敏彦(高エネルギー加速器研究機構広報室長、元朝日新聞記者)
浅川直輝(日経BP編集委員、元「日経コンピュータ」編集長)
由利伸子(サイテックコミュニケーションズ代表取締役)
■アドバイザー(五十音順)
内城喜貴(共同通信社客員論説委員)、河野正一郎(株式会社テックベンチャー総研代表取締役 COO、元週刊朝日・アエラ副編集長)、北村行孝(科学ジャーナリスト、元読売新聞論説委員・科学部長)、小出重幸(科学ジャーナリスト、元読売新聞編集委員)、武部俊一(JASTJ顧問、元朝日新聞論説委員・科学部長)、知野恵子(ジャーナリスト、元読売新聞編集委員)ほか
カンファレンスパークの「日本科学技術ジャーナリスト会議」のページから参加登録してください。
登録の際は参加の動機(400字程度)をご記入ください。「塾の 締切は8月15日。ただし、人数が定員(約25人)に達した時点で締め切り、10人に達しない場合は開催しないこととします。
参加登録された方には自動返信メールが届きます。問い合わせ等は juku24@jastj.jp へお気軽にどうぞ。
日本科学技術ジャーナリスト会議(会長 室山哲也)
ホームページ https://jastj.jp
〔事務局〕〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-1日本プレスセンタービル8階848室
メール hello@jastj.jp
JASTJ科学ジャーナリスト塾(塾長 高橋真理子)
[事務局〕メール juku24@jastj.jp
◎会報【111号】2024年6月発行 ■ダウンロード
大学のガバナンスと「学問・研究の自由」を考える
講師: 隠岐さや香(おき さやか)さん (東京大学教授)
日時: 2024 年 7 月 4 日(木) 午後 6:30〜8:30
場所: 日本プレスセンタービル 9 階 大会議室(東京都千代田区内幸町 2-2-1)
ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。
日本の国立大学は 2004 年の法改正により、各大学が独立した法人格を持つ「国立大学法人」として再スタートしました。国が財政に責任を持つとともに、大学のガバナンスを確立し、自主・自立を尊重した運営を行うことが狙いでした。
しかし 2023 年 12 月には国立大学法人法が改正され、意思決定機関として「運営方針会議」の設置が突然決まるなど、大学教員や学生の中には、大学の自治への侵害として強く批判する声もあります。本年 5 月には東京大学の学費値上げをめぐる議論の口火が切られ、本年 6 月 7 日には国立大学協会が国立大学の状況と厳しい財政状況および決意を示す声明を公表するなど、異例の事態が相次いでいます。
大学で今何が起きているのでしょうか? ガバナンス強化と「学問の自由」の関係は?今回の月例会では、科学史がご専門の隠岐さや香先生をお招きして、日本の大学が直面している課題について、世界の学術界との関係を含めて迫りたいと思います。なお隠岐先生は、2023 年 12 月の国会でも参考人として意見陳述を行いました。
隠岐さや香(おき さやか)さん 略歴
1998 年 東京大学教養学部教養学科第一科学史科学哲学分科卒業
2001 年 フランス社会科学高等研究院(EHESS)留学
2008 年 「十八世紀パリ王立科学アカデミーと「有用な科学」の追求」で博士(学術)学位を東京大学より授与
2010 年 広島大学大学院総合科学研究科 准教授
2016 年 名古屋大学大学院経済学研究科 教授
2022 年 東京大学大学院教育学研究科 教授
著書は『科学アカデミーと「有用な科学」――フォントネルの夢からコンドルセのユートピアへ-』(名古屋大学出版会)『文系と理系はなぜ分かれたのか』(星海社)。論文多数。
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外で参加希望の方は下記よりお申し込みください。申込締切6月27日(木)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
※会員と塾開催期間中の塾生は無料です。学生は500円、その他の方には参加費1,000円をいただきます。
★例会報告の原稿執筆者を募集
原稿は1,300字前後で締め切りは8月20日。ご協力いただいた方には図書券3,000円 をお贈りいたします。原稿執筆に不慣れな方や塾生も歓迎いたしますので、執筆希望者は事務局までご連絡ください。
公益財団法人実中研(実験動物中央研究所)見学会
実験動物開発から生命・生殖の謎解明へ
日時:2024 年 6 月 20 日(木曜日) 午後 1:00〜4:00
場所:実中研(川崎市川崎区殿町 3-25-12) 電話番号:044(201)8510
12 時半に京急大師線小島新田駅で集合。徒歩(15 分)またはタクシーで現地へ
実中研(2024 年 4 月に実験動物中央研究所から改称)は、がんモデルマウスや免疫不全マウスなど新たな実験動物の研究開発と大学や製薬企業への提供事業で世界に知られる研究機関です。世界保健機関(WHO)や米食品医薬品局(FDA)など公的機関とも連携し新しい医薬品の開発を促すことなどを通じ、がん治療の課題解決や難病の克服に力を注いできました。
実中研は 1952 年にわずか「6 匹のマウス」の飼育からスタート、民間の公益財団法人としてこれまで政府助成等に大きく依存してこなかったユニークな歴史があります。なかでもがんモデルマウスを使った発がん性検証は事実上の日本発の世界標準システムになっています。
近年は実験動物開発で培ってきた経験や技術を活かしてアルツハイマー病など脳神経疾患や希少難病、不妊治療技術の研究にも幅を広げ、生命誕生や生殖の謎に挑む研究も展開しています。一方で動物福祉の観点から実験動物の使用に厳しい目が向けられており、適切な実験計画の普及に対応を迫られている一面もあります。
見学会では、野村龍太理事長と末松誠研究所長及び、研究、トランスレーショナルリサーチ、基盤技術部門の 3 部門長のみなさまから実中研の事業方針や研究活動の概要について説明をいただいた後、施設見学。その後に質疑応答の時間を持ちます。見学施設は、マウスとマーモセットの飼育施設、バイオイメージングセンター(11・7 テスラ MRI)などを予定しています。
※対面参加のみ(オンライン中継はありません)。
参加人数には最大 30 人。申し込み先着順で締め切ります。
申し込みは、junichi.taki@gmail.com までお願いします。
担当 JASTJ 事務局長 滝順一
※会員と塾開催期間中の塾生は参加無料です。その他の方には参加費 1,000 円、学生の方(社会人学生を除く)には 500 円をいただきます。現地において現金でお支払いいただきます。
★例会報告の原稿執筆者を募集
例会報告の原稿を会員各位にお願いしています。是非執筆ください。原稿は 1,300 字前後で締め切りは 6 月 30 日です。9 月発行予定の会報に掲載します。ご協力いただいた方には図書券3,000円をお贈りします。執筆希望者は事務局までご連絡ください。
◎会報【110号】2024年3月発行 ■ダウンロード
日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)の創設30周年記念パーティーを2024年7月1日19時から21時まで、日比谷の日本プレスセンタービル10階で開きます。どなたでも参加でき、参加費は会員・非会員を問わず一律3000円です。
(申込締切:6月24日(月) ただし、準備の都合上、早めにお申し込みいただけますと助かります。)
1994年7月1日に設立されたJASTJは、日本の科学ジャーナリズムの質向上を目指し、自主独立の団体として「科学ジャーナリスト賞の選考・授与」「科学ジャーナリスト塾」「一線の研究者・技術者を招いた勉強会」などを続けてきました。30周年を祝う場に、会員のみならず多くの方にお集りいただき、お互いのつながりを深めていきたいと思います。
この機会に、JASTJへのメッセージを広く募集しています。参加申し込みおよびメッセージ送付は以下の「パーティーサイト」からどうぞ。
https://cpk.jp/conference/17/30th-party
多くの皆さんの参加をお待ちしています。ぜひお知り合いをお誘いください。
科学技術に関する優れた報道や啓発活動などを顕彰する「科学ジャーナリスト賞 2024」の受賞作を決定し 4 月 22 日に発表しました。
「科学ジャーナリスト賞大賞」は NHK スペシャル「映像記録 関東大震災 帝都壊滅の三日間 前後編」に贈ります。
「科学ジャーナリスト賞優秀賞」には、下野新聞の連載「アカガネのこえ 足尾銅山閉山50 年」、書籍「1100 日間の葛藤 新型コロナ・パンデミック、専門家たちの記録」(尾身茂
著、日経BP)、Yahoo!ニュースオリジナル特
集「経口中絶薬に関する 3 回連載」(古川雅子著)の 3 作品を選びました。
総計 62 作品(新聞 6、書籍 30、映像 20、博物館展示 1、ウェブ 5)の応募があり、この中から JASTJ 会員による一次選考で新聞 3 作品、書籍 3 作品、映像 3 作品、ウェブ 1 作品、博物館展示 1 作品を選び、4 月 13 日に開いた
最終選考委員会で受賞作を決定しました。
大賞 | NHKスペシャル 映像記録 関東大震災 帝都壊滅の三日間 前後編 |
NHKスペシャル関東大震災取材班 (代表:木村春奈) |
映像 |
優秀賞 | アカガネのこえ 足尾銅山閉山50年 | 下野新聞「アカガネのこえ」取材班 (代表:島野剛) |
新聞 |
優秀賞 | 1100日間の葛藤 新型コロナ・パンデミック、 専門家たちの記録 |
尾身茂 | 書籍 |
優秀賞 | Yahoo!ニュースオリジナル特集 「経口中絶薬に関する3回連載」 |
古川雅子 | ウェブ |
選考委員(敬称略)
【有識者委員】相澤益男、浅島誠、大隅典子、小林傳司、白川英樹
【JASTJ委員】大池淳一、佐々義子、三井誠、村松秀、元村有希子(委員長)
AI と「心の科学」
講師:信原幸弘 (のぶはら ゆきひろ)さん (東京大学名誉教授)
日時:2024 年4月15日(月)18:30~20:30
場所:日本プレスセンタービル9 階 小会議室 (東京都千代田区内幸町2-2-1)
ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。
大規模言語モデルをベースとしたChatGPT の出現以来、自然言語だけでなく、画像、 映像、音楽、音声など、あらゆる分野で生成AI が使われるようになりました。生成AI の進歩は著しく、性能は日々劇的に向上しています。一方、AI が社会に与えるインパク トや規制についての議論は始まりましたが、私たちの心の問題にAI がどのような影響 を与えるのか、あるいは与えないのか、考えなければならない時代となりました。
今回は科学史・科学哲学がご専門で、一貫して「心の哲学」を追求してこられた信原 先生に、AI が私たちの心の問題にどのような影響を与えるのか、問題提起していただ きます。以前、ニューヨークタイムズ紙に「ChatGPT」を使っていたらAI が「愛を語り だした」という記事を読んで、ずっと気になっていました。講義を一方的に聞くのでは なく、ぜひ活発な議論を展開したいと思います。
信原幸弘 (のぶはら ゆきひろ)さん 略歴
1977 年 東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学)
1983 年 科学史・科学基礎論専攻博士課程修了
1995 年 東京大学大学院総合文化研究科助教授
2000 年 「心の現代哲学」で東京大学より学術博士
2007 年 同准教授 2008 年 広域科学専攻相関基礎科学系教授
『心の現代哲学』『考える脳・考えない脳-心と知識の哲学』『情動の哲学入門』『「覚え る」と「わかる」』など著書多数
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外で参加希望の方は下記よりお申し込みください。申込締切4月8日(月)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
※会員と塾開催期間中の塾生は無料です。学生は500 円、その他の方には参加費1,000 円をいただきます。
★例会報告の原稿執筆者を募集
原稿は1,300字前後で締め切りは5月20日。ご協力いただいた方には図書券3,000円 をお贈りいたします。原稿執筆に不慣れな方や塾生も歓迎いたしますので、執筆希望者 は事務局までご連絡ください。
日本科学ジャーナリスト会議有志による一次選考の結果、以下の11 作品が最終選考の対象 作品となりました。
最終選考会は4 月13 日の予定です。
Yahoo!ニュース「経口避妊薬に関する3 回連載」 古川雅子
ならまち糞虫館(中村圭一館長)
なお応募作は全部で62 作品ありました。応募・推薦をいただいたみなさまと一次選考に参 加していただいたJASTJ 会員のみなさまにお礼を申し上げます。
(JASTJ 事務局 滝順一)
宇宙開発利用の新しい潮流とビジネスの将来
講師:中須賀 真一 (なかすか しんいち)さん 東京大学大学院工学系研究科教授
日時:2024 年3 月11 日(月)18:30~20:30
場所:日本記者クラブ9階 会見場 (東京都千代田区内幸町2-2-1)
ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。
2024 年の宇宙開発はJAXA の小型月探査機「SLIM」の打ち上げで幕を開けました。2 月には次期大型ロケット「H3」が2 度目の打ち上げに挑戦します。一方民間の宇宙ビジ ネスも活発になっています。民間初の月面探査を計画する「ispace」、宇宙デブリ除去 技術の確立を目指す「アストロスケール」、小型衛星で精度の高い地球観測サービスを 提供するアクセルスペース、宇宙ロボットの「ギタイ」など、日本の宇宙ベンチャーの 中にもグローバル展開を目指す企業が出始めました。
中須賀先生は縦横高さ10 センチという超小型「キューブサット」開発の第一人者で、 研究室からは数多くの宇宙人材を輩出しており、「宇宙ベンチャーの父」と呼ばれてい ます。いまや巨大宇宙企業に成長した米国スペースX やブルーオリジンに伍して日本の 宇宙ビジネスをどう育てていくのか、中須賀先生にたっぷりと語っていただきます。
中須賀 真一略歴
1983 年 東京大学工学部航空学科卒業
1988 年 日本IBM 東京基礎研究所研究員
1994 年 東京大学先端科学技術研究センター助教授
2005 年 東京大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻教授
『宇宙ステーション入門』など著書多数。JAXA や宇宙ベンチャーに門下生多数。内閣 府宇宙政策委員会委員
JASTJ企画委員長・倉澤治雄
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外の方の参加も可能です(勤務先などご所属をご明記いただきます)。塾開催 期間中の塾生は無料。その他の方には参加費1,000 円、学生の方(社会人学生を除く) には500 円をいただきます。
お申し込みは下記からお願いします。申込締切:3 月4 日(月)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
★例会報告の原稿執筆者を募集 例会報告の原稿を会員各位にお願いしています。是非執筆ください。原稿は1,300 字 前後で締め切りは4月20日。ご協力いただいた方には図書券3,000円をお贈りします。執筆希望者は事務局までご連絡ください。
AI コーチイングでスポーツが上手くなる!
人の技能獲得を支援する情報工学最前線
講師:小池英樹(こいけ・ひでき)さん 東京工業大学 情報理工学院 教授
日時:2024 年2 月21 日(水)18:30~20:30
場所:日本記者クラブ9階 会見場 (東京都千代田区内幸町2-2-1)
ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。
AI が人間の知能を超え始めたといわれる現在、それに対応して、人間自身の能力獲 得を支援・増強する研究が進行している。
東京工業大学の小池英樹教授は、従来の大掛かりな三次元動作計測装置とは異なり、 より廉価で、手軽に、リアルタイムのフィードバックが可能な装置を開発し、スポーツ、 音楽、舞踊、医療、料理、手工芸など、様々な分野の技能習得を効率化するシステムの 構築を進めている。
これによって、専門家がより高いレベルの技能に達することはもちろん、一般の人に とって趣味を通じたウェルビーイングの追求ができるようになるという。 しかし、そのインパクトはそこにとどまらない。指導者から「型を学ぶ」という従来の 学習のあり方から、動きを引き出していく非模倣的な新しい学習スタイルの可能性が見 えるという。
今回の月例会では,小池教授が進めている、最新の深層学習技術とXR 技術を組み合 わせた、技能獲得支援システムを紹介し、生身の人間がAI・画像処理技術と結びつくと きに現れる、新しい学習のあり方、さらには現場の人間関係や社会制度をも変える可能 性について議論したい。
小池 英樹さん略歴
1991 年 東京大学 工学系研究科 修了(工学博士)
1991 年 電気通信大学 電気通信学部 助手
1994 年 電気通信大学 大学院情報システム学研究科 助教授
1994 年 カリフォルニア大学バークレー校、客員研究員
2002 年 内閣官房、 内閣事務官
2003 年 シドニー大学、 School of Computer Science、 客員研究員
2006 年 電気通信大学、 大学院情報システム学研究科 教授
2014 年 東京工業大学, 情報理工学院 教授
JASTJ 担当理事・森時彦/企画委員長・倉澤治雄
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外の方は下記サイトからお申込み下さい。申込締切:2月14日(水)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
世界が注目する超高圧下での高純度単結晶合成、および量子材料機能の開拓
〜ダイヤモンド合成から2 次元原子層プラットフォームの展開へ〜
講師:谷口 尚(たにぐち・たかし)さん 国立研究開発法人物質・材料研究機構 理事
日時:2024 年2 月16 日(金)19:00~21:00
場所:日本記者クラブ9階 会見場 (東京都千代田区内幸町2-2-1)
ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。
日本の輸出総額の約4 分の1 にあたる素材関連の根幹技術を担うとされる物質・材料 研究機構(NIMS)。なかでも、量子コンピュータ時代に向けて「ノーベル賞級」と世界 から注目される、六方晶窒化ホウ素(h-BN)の高純度単結晶の合成を成功させた谷口尚 理事に、研究についてやさしく紹介いただき、素材や材料の開発が、社会をどのように 変革していくのかを理解する一助としたいと思います。
宝石で有名なダイヤモンドは、地下100 キロメートルの高圧環境で生成されたと推定 されます。しかし高純度のh-BN の単結晶を得るためには、高圧・高温環境を実験室に つくるだけでなく、独自の高反応性溶媒などの工夫を重ねることが必要でした。 谷口先生らの研究は世界から注目を集め、クラリベイト社の「引用栄誉賞」など多くの 賞を受賞しています。ミクロの研究が世界を変える、材料科学の妙味を感じるひととき です。
谷口 尚(たにぐち たかし)さん略歴
1982 年東京農工大学工学部工業化学科卒業。1987 年東京工業大学大学院総合理工学研 究科修了。工学博士。1987 年東京工業大学工学部無機材料工学科助手。1989 年科学技 術庁無機材質研究研究員。2001 年独立行政法人物質・材料研究機構に改組、超高圧グル ープリーダー。2018 年国立研究開発法人物質・材料研究機構フェロー。2023 年同機構 理事。
JASTJ 担当理事・瀧澤美奈子/企画委員長・倉澤治雄
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外の方は下記サイトからお申込み下さい。申込締切:2月9日(金)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
能登半島地震で、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上
皆様の安全と被災地の一日も早い復興をお祈りします。
避難所の支援、人命救助、復旧活動とご尽力をいただいている全て
JASTJ会長 室山哲也
快挙!科博のクラウドファンディングと地球の宝を守る大切さ
講講師: 篠田 謙一先生 (しのだ けんいち)さん (国立科学博物館館長)
日時: 2024 年1 月15 日(月) 18:30~20:30
場所: 日本プレスセンタービル9階 小会議室 (東京都千代田区内幸町2-2-1)
Zoom 参加も可能なハイブリッド開催です。
「地球の宝を守れ」をテーマに国立科学博物館がクラウドファンディングを行ったと ころ、わずか9 時間で目標の1 億円を達成、11 月5 日の締め切りまでに9 億円を超え る募金を集めることに成功しました。
クラウドファンディングを実施する決断を下したのは、コロナによる入館者の減少と ウクライナでの戦争の結果、燃料費などが高騰したためです。成功した要因のひとつは 返礼品が充実していたことです。篠田館長にはクラウドファンディングに至るプロセス と成功要因、さらには科博の未来像について語っていただきます。
また篠田館長は遺伝子の分析を通じて人類の起源を探る分子人類学の第一人者です。 「地球の宝」である標本を守ることが人類の起源を解き明かすうえで、どのような重要 性を持っているのか、お話しいただきます。
篠田 謙一(しのだ けんいち)さん略歴:
1979 年京都大学理学部卒業。医学博士。産業医科大学助手。 1996 年佐賀医科大学助教授。2003 年国立科学博物館人類第一研究室長。 2014 年人類研究部長。2016 年日本人類学会会長。2021 年国立科学博物館館長 「江戸の骨は語る 蘇った宣教師シドッチのDNA」(岩波書店)「人類の起源」(中公新 書)など著書多数。
JASTJ 担当理事 倉澤治雄
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外の方は下記サイトからお申込み下さい。申込締切:1月8日(月)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
★次回月例会のご案内 1 月24 日(水) 19:00~21:00
「核融合発電の時代はいつ到来するか?~阪大発スタートアップ創業者に聞く」を開催 します。
ゲストはEX-Fusion の松尾一輝代表取締役です。
◎会報【109号】2023年12月発行 ■ダウンロード
核融合発電の時代はいつ到来するか?
〜阪大発スタートアップ創業者に聞く
講師:松尾 一輝(まつお かずき)さん(EX-Fusion 代表取締役)
日時:2024 年1月24 日(水) 19:00~21:00
場所:日本プレスセンタービル9 階会見場 (東京都千代田区内幸町2-2-1)
Zoom 参加も可能なハイブリッド開催です。
核融合への注目が高まっています。欧米で核融合スタートアップ企業が次々と誕生し 投資家から大きな資金を集めています。日本政府も核融合研究の加速に動いています。 気候変動抑制のためカーボンニュートラル実現が急務になっていることが背景にあり ます。ただフランスで建設が進む国際熱核融合実験炉(ITER)の建設が遅れる見込みで あるなど、核融合発電の商用化には大きな不確実性があります。
EX-Fusion(エクスフュージョン)は大阪大学発のスタートアップです。大出力レー ザーで核融合エネルギーを得る「レーザー核融合」の実用化を目指しています。松尾さ んの経営戦略は核融合発電を将来目標としながらも、その道のりでレーザー技術の応用 による事業展開を狙う点がユニークです。2023 年10 月にスペースデブリへの対処で豪 州企業と提携したのはその一例です。松尾さんは欧米の関連学会などに参加しており、 核融合をめぐる世界の最新動向についてもお話が聞けると思います。
松尾 一輝(まつお かずき)さん略歴:
2020 年大阪大学大学院理学研究科修了、物理学博士号取得。在学中に同大レーザー科 学研究所の藤岡慎介教授の指導の下、高速点火方式の核融合プラズマ加熱の研究に取り 組み、レーザー核融合の実現に貢献した。カリフォルニア大学サンディエゴ校の博士研 究員(ポスドク)を経て、帰国後2021 年にEX-Fusion を設立。
JASTJ 担当理事・滝順一/企画委員長・倉澤治雄
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
会場参加、オンライン参加ともに事前のお申し込みは不要です。会場参加の方はそのままお越しください。
なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
※会員以外の方は下記サイトからお申込み下さい。申込締切:1月17日(水)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
★例会報告の原稿執筆者を募集
例会報告の原稿を会員各位にお願いしています。是非執筆ください。原稿は1,300字前 後で締め切りは2月20日。ご協力いただいた方には図書券3,000円をお贈りします。執筆希望者は事務局までご連絡ください。
研究開発費配分の最適化を考える
~ノーベル賞の種の蒔き方~
講師:大庭 良介 (おおにわ りょうすけ) さん (筑波大学医学医療系准教授)
日時:2023年12月20日(水)18:00〜20:00
*いつもよりスタートが早いので気を付けてください
場所:日本プレスセンター9 階 会見場
ハイブリッド開催です。会員にZOOM のURL を配布いたします。
世界の研究開発費の動向を見ると、米国、中国をはじめ、OECD 諸国が研究開発費を増 やしている中、日本はこの20年間、ほぼ横ばいの状況が続いています。とくに国立大 学の基盤的経費である「運営費交付金」が減り続け、科学研究費をはじめとする「競争 的資金」にシフトしています。このため特定の大学や領域に資金が集中しているほか、「競争的資金」獲得のための膨大な事務作業が研究者を悩ませています。
大庭先生は過去の論文データを網羅的に分析し、少額の研究費を多数の研究者に配分した方が、高額の資金を少数の研究者に配分するより、はるかに投資効率が高く、ノー ベル賞獲得に寄与していることをデータで示しました。
政府は「10 兆円ファンド」を創設して、少数の特定大学に資金を投ずる計画ですが、 研究資金が伸び悩む中、配分を最適化するにはどうしたらよいか、皆さんとともに考え ていきたいと思います。
大庭良介先生略歴
1977年 東京都出身
2000年 京都大学総合人間学部卒業
2006年 京都大学大学院生命科学研究科博士後期課程単位取得退学
2007年 学位取得(生命科学)
2014年 筑波大学医学医療系准教授
大庭先生は居合道六段、空手道四段、剣道二段の武道家でもあり、2021 年に「『型』の 再考 科学から総合学へ」という大変興味深い本を出版されています。
企画委員長・倉澤治雄
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
会場参加、オンライン参加ともに事前のお申し込みは不要です。会場参加の方はそのままお越しください。
なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
※会員以外の方は下記サイトからお申込み下さい。申込締切:12月13日(水)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17
★例会報告の原稿執筆者を募集
例会報告の原稿を会員各位にお願いしています。是非執筆ください。原稿は1,300字前 後で締め切りは1月20日(土)。ご協力いただいた方には図書券3,000円をお贈りします。執筆希望者は事務局までご連絡ください。
★今後の月例会予定をお知らせします
2024 年1 月24 日(火)
松尾 一輝さん(EX-Fusion 代表取締役)
「核融合発電の時代はいつ到来するか?〜阪大発スタートアップ創業者に聞く」
~倫理的・法的・社会的課題(ELSI)を「見える化」する科学~
「理系女性問題」「AI 倫理」「気候工学」
講師:横山 広美 (よこやま ひろみ)先生 東京大学教授(科学技術社会論) 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携 宇宙研究機構(Kavli IPMU)副機構長 東京大学学際情報学府文化・人間情 報学コース大学院兼担 独立行政法人高等専門学校機構理事
日時:2023年10月22日(木)18:30〜20:30
場所:日本プレスセンター9 階 大会議
ハイブリッド開催です。会員にZOOM のURL を配布いたします。
OECD 加盟国の中で、大学・大学院における理系分野の女性学生の割合は、日本が最下 位であり、周知のようにその低迷は長く続いている。米国、たとえばカリフォルニア工 科大学などでは、女性割合は5 割近いという。なぜ日本の理系に女性がそれほど少ない のか? ジェンダー研究者ではなく、大学院までは高エネルギー素粒子実験を専門にし てきた横山教授は、この問題について、科学社会学の方法論を用い、データをもとにし た統計分析のアプローチで研究を進めてこられた。その成果は2022 年度の科学技術白 書に取り上げられ、さらに一般書「なぜ理系に女性が少ないのか」(幻冬舎新書)とし て世に問われた。横山先生はその後、同様の手法を用いて研究領域をAI 倫理に、さら に最近は気候工学へと展開され多方面で活躍されている。
このように広範な倫理的・法的・社会的課題(ELSI)に応用される科学社会学の方法 論とはどのようなものか。「理系女性問題」「AI 倫理」「気候工学」についての研究成果 を紹介いただきながら、その方法論の可能性と限界について解説頂く。科学技術コミュ ニケーションの学徒として、またよりよい社会づくりにかかわる市民として示唆に富む 内容となることと期待する。
【講師紹介】
横山広美先生ご略歴:
早2004 年 東京理科大学理工学研究科物理学専攻で博士(理学)を取得 2004 年 東京工業大学研究員に就任 2005 年 総合研究大学院大学葉山高等研究センター上級研究員に就任 2007 年 東京大学大学院理学系研究科准教授に就任 2017 年 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構教授に就任
参考資料:
JST Policy door (取材記事)
https://www.jst.go.jp/ristex/stipolicy/policy-door/article-08.html
理学部ニュース
https://www.s.utokyo.ac.jp/ja/story/newsletter/page/7731/
プロジェクトまとめ Policy paper
https://www.jst.go.jp/ristex/funding/files/JST_1115110_17942917_yokoyama_PP.p df
JASTJ 担当理事・森時彦/企画委員長・倉澤治雄
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
会場参加、オンライン参加ともに事前のお申し込みは不要です。会場参加の方はそのま まお越しください。
なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
※会員以外の方は下記サイトからお申込み下さい。申込締切:11月15日(水)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17