2011年3月11日に起きた東日本大震災に伴う福島原発事故は、21世紀の歴史に残る重大な科学事故となった。その事故の直後に政府、国会、民間、東電の事故調査委員会がそれぞれ報告書をまとめたが、提言を含むそれらの内容はその後どこまで生かされたのか――。JASTJ会員有志9人は再検証委員会(代表 林勝彦)を立ち上げ、2017年9月から11月にかけて各事故調の代表者にインタビューを試みた。東京電力の協力は得られなかったが、他の3事故調はインタビューに応じてくれた。その内容を映像(編集版・英語字幕付き)と記事で紹介する。
■インタビュー
政府事故調
元委員長
畑村洋太郎 氏
●映像 ●記事 ●Video English subtitles(翻訳・多田卓)
国会事故調
元委員長
黒川清 氏
●映像 ●記事 ●Video English subtitles(翻訳・多田卓)
民間事故調
元プログラム・ディレクター
船橋洋一 氏
●映像 ●記事 ●Video English subtitles(翻訳・多田卓)
■コラム
① 放置された病院
原発事故の直後に大混乱に陥った医療機関の実態を調査した日本再建イニシアティブの北澤桂氏に聞いた。
② わかりやすく伝える原発と事故の実態
原発と事故の実態を学生や社会にわかりやすく伝える活動を進めている国会事故調元調査統括補佐の石橋哲氏に聞いた。
■私たちはなぜ再検証委員会を立ち上げたか
再検証委員会を代表して 林勝彦
■インタビューを終えて
再検証委員会9人のメンバーがインタビューで何を感じたか、原発事故にどのような思いを抱いているかを紹介する。