「イノベーションを生み出す大学教育とは?」
イノベーションは、国家の競争力を支える最重要ファクターです。しかし日本は、イノベーションを生み出す力が急速に衰え、科学技術立国としての立場が危うくなっています。大学も例外ではなく、学部生、大学院生の就職活動の早期化、長期化で、勉学や研究に割く時間が減り、創造的研究成果が出ないなど、教育現場は停滞と混乱の中にあります。背景には、高度経済成長期の人材獲得に採用された新卒一括採用がいまだに残り、イノベーション創出が求められる現代社会に適応しきれない大学教育の現実があります。
大久保教授は、その状況を打開するため、世界の多様な人々と共に生き、働く力をつける教育を模索し、起業家など創造的な人材を育てるユニークな教育を実践する、工学教育のリーダーの一人です。イノベーションを生み出す教育とはどのようなものでしょうか?どのような課題をどう克服すればいいのでしょうか? 海外の例も紐解きながら、日本の教育システムの問題点を整理し、東京大学工学部の今後の戦略(特に世界に向けた戦略)にも触れつつ、大学教育の未来について伺います。
講師:大久保達也教授(東京大学・工学系研究科長・工学部長)
日時:2019年11月20日(水曜日)午後6:30〜8:30
場所:日本プレスセンタービル8階 特別会議室(東京都千代田区内幸町2-2-1)
担当:JASTJ企画委員長 室山哲也
(大久保達也教授プロフィール)
ゼオライト合成・製造法の開発とエネルギー・環境分野への応用研究で世界的に著名。
また「プラチナ社会」構築を目指し、分野横断型研究、地方創成活動でも知られています。
参加希望の方は下記URL先に、11月13日(水)までにお申し込みください。会員以外の方の参加も可能です(勤務先など、ご所属をご明記いただきます)。
お申込みURL:http://bit.ly/jastj_201911m
※会員と塾開催期間中の塾生は無料。学生などは500円、その他の方には参加費1,000円をいただきます。
★例会報告の原稿執筆者を募集
原稿は1,300字前後で締め切りは11月末。12月に発行予定の会報93号に掲載します。ご協力いただいた方には図書券3,000円をお贈りいたします。原稿執筆に不慣れな方や塾生も歓迎いたしますので、執筆希望者は事務局までご連絡ください。