==原発コストと事故処理負担金を語る==
日時:2017年6月9日(金) 午後6時30分~8時30分
講師:龍谷大学 政策学部 教授 大島堅一さん
場所:東京理科大学 数学体験館「数学授業アーカイブス 兼 サロン」
(東京都新宿区神楽坂1-3 東京理科大学 近代科学資料館 地下1階)
http://www.tus.ac.jp/info/access/kagcamp.htm
著書:『原発のコスト─エネルギー転換への視点』岩波書店 2011年 ほか
6月の月例会では原発コスト問題に20年ほど一貫して取組んで来られた大島堅一さんを迎えてお話を伺います。
原発にかかるコスト問題は、今後のエネルギー計画を考えるうえで、大変重要な論点です。
じつは、福島原発事故以前、原発コストは5.3円/kWhと計算され、他の電源に比べ最も安いため、原発推進の大きな根拠となっていました。しかし3・11以後、事故にかかわる経費を含めると、実に2倍以上の11〜12円/kWhになるということがわかり、また、福島廃炉の必要経費を電気料金に上乗せすることも論点として議論されています。今後、私たちは、原発を推進するべきなのでしょうか?あるいは、電力自由化を通じ電力の自由な選択に大きく舵を切るべきなのでしょうか? 日本のエネルギー政策の方向性が強く問われているのです。
今回の月例会では、私たちの未来を左右する原発の問題を、コスト面から捉え、大島教授とともに考えてみたいと思います。
参加希望の方は事務局まで電子メール(hello@jastj.jp)で、6月5日(月)までまでにお申し込みください。会員外の方は参加費1,000円をいただきます。