iPS細胞心筋シートがつなぐ命、開く世界
再生医療の今と今後の展望
講師: 澤芳樹(さわよしき)さん(大阪大学名誉教授、大阪警察病院病院長)
日時: 2023年2月17日(月) 18:30-20:30
場所: 対面とオンラインのハイブリッド開催です。
対面希望の方は、日本記者クラブ記者会見場 東京都千代田区内幸町日本プレスセンタービル9階。
オンライン希望の方は、お申し込みの際にオンライン希望にチェックを入れてく ださい。後ほどzoomのU R Lを送らせていただきます。
再生医療は病気やけがで機能が損なわれた臓器や組織を細胞の利用によって機能回 復する新しい医療だ。岸田政権が進める新しい資本主義の「投資の4本柱」のひとつ、「科学技術・イノベーションヘの投資」でも再生医療は重要分野としてあげられている。 iPS 細胞の開発など日本の再生医療は世界に先駆ける科学的・医学的研究成果をあげ、 実用化に向け学会や産業界で先進的な取り組みが進む一方で、iPS細胞以外の広い再生 医療分野の全般の実用化では欧米に遅れをとっているとの指摘もある。また日本に限ら ず、再生医療の普及拡大では生命倫理に関わる慎重な判断も求められる。
講師の澤芳樹さんはiPS細胞を使った「心筋シート」を開発、虚血性心臓疾患の患者 さんに移植する手術を2020年に世界で初めて実施した。経過は良好と伝えられ、大阪 大学以外の大学でも移植手術が始められている。
澤さんには心筋シート移植の現状を話していただくとともに、日本再生医療学会理事 長を最近まで務められていた経験から再生医療全般について課題と今後の展望につい てお話をうかがいます。また大阪市は2025年の大阪・関西万博をひとつの契機に「未 来医療都市」を目指しているが、澤さんは産学官がともにヘルスケアの未来を議論する 「inochi未来プロジェクト」にも参画されている。
澤芳樹(さわ・よしき)さん略歴:
大阪市生まれ。心臓外科医を目指し、1980年大阪 大学医学部卒。1989年独マックスプランク研究所心臓生理学部門・心臓外科部門に留 学。2006 年に大阪大学大学院医学系研究科外科学講座心臓血管・呼吸器外科主任教授 に就任。大阪大学医学部附属病院国際医療センターセンター長などを経て、2015 年同 大医学部長。2021年から大阪警察病院病院長。2015~21年に日本再生医療学会理事長を務める。
JASTJ担当理事・滝順ー/企画委員長・倉澤治雄
※参加ご希望の方は下記URL に2月10日(金)までにお申し込みください。
会員以外の方もJASTJ の活動へのご賛同、ご支援として寄付をいただく形で参加いただけます。(勤務先など、ご所属をご明記いただきます)。 学生は500円、社会人は1,000円です。振り込み口座は申し込まれた非会員の方にメールでお知らせします。
申し込みURL:https://bit.ly/jastj-202302m
オンライン参加の場合、当日のURL は申し込みフォームに入力されたメールア ドレス宛にお送りします。
★例会報告の原稿執筆者を募集
原稿は字数1,300字前後で締め切りは2023年5月20日です。ご協力いただいた方には 図書券3,000円をお贈りいたします。執筆希望者は事務局までご連絡ください。