2023年4月(4月17日)例会のお知らせ「迫りくる核の破局リスク ~世界と日本はどう対処すべきか~」

迫りくる核の破局リスク
~世界と日本はどう対処すべきか~

講師: 鈴木 達治郎(すずき たつじろう)さん
   (長崎大学核兵器廃絶研究センター長・教授)
日時: 2023年4月17日(月) 19:00-21:00
場所:オンライン開催です。
   参加希望者は事前に登録してください。 当日までにWEB 会議ツールのZoom を通して参加できるURL を送付し ます。

昨年2 月24 日、ロシアがウクライナに侵攻し、ザポロージェ原発に砲撃を加え、世界を震撼させました。運転中の商用原発に砲撃が加えられたのは原子力開 発史上初めてで、「原子力の平和利用」を根底から揺さぶりました。またプーチ ン大統領は核抑止部隊を「高度な警戒態勢」に置き、核戦争の危機到来を実感さ せました。NPT 体制の崩壊が現実味を帯びています。

一方日本でも欧州型の核シェアリングの議論が浮上しました。また岸田政権 による原発政策の転換により、革新炉の開発や再稼働の加速、それに運転期間の 延長などの動きが急速に進んでいます。

世界唯一の被爆国である日本は核不拡散や核戦争の防止にどの様な役割を果 たすことができるのか、またエネルギー高騰という現実の中で、原子力発電や核 燃料サイクルをどう位置付けていくべきか、皆さんとともに考えます。大変重た いテーマですが、奮ってご参加ください。

鈴木 達治郎(すずき たつじろう)さん略歴:
1975 年に東京大学工学部原子力工学科を卒業され、MIT で修士を終了、東京大 学で博士号(工学博士)を取得されました。その後ボストン・コンサルティング、 財団法人電力中央研究所を経て、慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科教授 などを歴任し、2010 年1 月に内閣府原子力委員会委員長代理に就任されました。 2011 年3 月の東京電力福島第一原発事故後の原子力政策の立案にあたられたほ か、核兵器廃絶を目指す「バグウォッシュ会議」の評議員を務めておられます。 現在は長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)副センター長として、北東ア ジアの非核化、核不拡散問題などに取り組まれています。核と原子力の関係を最 も熟知する専門家です。

JASTJ 担当理事・企画委員長 倉澤治雄

※参加ご希望の方は下記URL に4月10日(月)までにお申し込みください。
会員以外の方もJASTJ の活動へのご賛同、ご支援として寄付をいただく形で参加いただけます。(勤務先など、ご所属をご明記いただきます)。 学生は500円、社会人は1,000円です。振り込み口座は申し込まれた非会員の方にメールでお知らせします。

申し込みURL:https://bit.ly/jastj-202304m
オンライン参加の場合、当日のURL は申し込みフォームに入力されたメールア ドレス宛にお送りします。

★例会報告の原稿執筆者を募集
例会報告の原稿を会員各位にお願いしています。是非執筆ください。原稿は字数1,300字前後で締め切りは2023年5月20日。ご協力いただいた方には 図書券3,000円をお贈りいたします。執筆希望者は事務局までご連絡ください。