2024年9月例会のご案内「生成AI 時代の教育論」

生成AI 時代の教育論

講師: 坂村健(さかむら けん)さん (東京大学名誉教授)
日時: 2024 年9 月10 日(火) 午後6:30〜8:30
場所: 日本プレスセンタービル 9 階 大会議室(東京都千代田区内幸町 2-2-1)
   ハイブリッド開催です。会員全員にzoom のURL を配布いたします。

日本社会の低迷の背後には、社会変革につながるIcT教育の遅れがあると言われてい ます。かつてTRONプロジェクトで世界に衝撃を与え、日本の科学技術をリードしてきた坂村健さんは、社会の変革には、大学での本格的なDXが必要と考え、7年前に東洋大学情報連携学部を新設。新築の構内に5000個のIoTディバイスを設置(未来社会の モデル)し、「モノ」「人」「AI」がオープンにつながるシステムを作り上げ、社会のDXを実現できる人材の育成を続けてきました。

今回の月例会では、著名なコンピュータ科学者の坂村健さんをお招きし、大学で実践しているMoocsなどの事例も交えつつ、日本の大学教育の現状と課題、そして未来型の人材教育のありかたについてお話しいただきます。ぜひともご参加ください。

坂村健(さかむらけん)さん略歴
1951年東京生まれ。 東京大学名誉教授。工学博士。INIAD cHUB(東洋大学情報連携学学術実業連携機構) 機 構長。 IEEEライフ・フェロー、ゴールデンコアメンバー。2002年1月よりYRPユビキタス・ ネットワーキング研究所長。 オープンなコンピュータアーキテクチャTRONを構築。現在TRONはIoTのためのIEEE(米国電気電子学会)標準組込OS として世界中で多数使われており、2023年「TRONリアルタイムOSファミリー」 がIEEE Milestoneとして認定された。2015年ITU(国際電気通信連合)創設150周年を記念して、情報通信のイノベーション、促進、発展を通じて、世界中の人々の生活向上に多大な功績のあった世界の6 人の中の一人としてITU150Awardを受賞。2023年 IEEE Masaru Ibuka Consumer TechnologyAward 受賞。他に2006年日本学士院賞、2003年紫綬褒章。著書に『DXとは何か』、『IoTとは何か』(角川書店)、『イノベーションはいかに起こすか』(NHK 出版)など多数。

JASTJ 担当理事:室山哲也

※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
 事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
 会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。

※会員以外で参加希望の方は下記よりお申し込みください。申込締切9月3日(火)
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17

※会員と塾開催期間中の塾生は無料です。学生は500円、その他の方には参加費1,000円をいただきます。

★例会報告の原稿執筆者を募集
原稿は1,300字前後で締め切りは10月20日。ご協力いただいた方には図書券3,000円 をお贈りいたします。原稿執筆に不慣れな方や塾生も歓迎いたしますので、執筆希望者は事務局までご連絡ください。

★月例会での取材活動について 月例会の内容を記事化する場合は、発言内容等に関し講師の方に改めて確認をとるようお願いします。質疑応答における質問者の方の発言についても同様です。

★今後の月例会(予定)
10月9日(水)  「認知症研究最前線」(仮)/岩坪威さん(東京大学大学院医学系研究科教授)
11月(調整中) 「コロナ禍1100 日間の葛藤」(仮)/尾身茂さん(COVID19 専門家会議座長)
12月2日(月)  「どうする?原発開発」(仮)/田中俊一さん(元原子力規制委員会委員長)