ファクトチェックは偽・誤情報対策として有効
講師: 瀬川 至朗(せがわ しろう)東京大学大学院情報学環特任教授/
ファクトチェッ ク・イニシアティブ理事長
日時: 2026年 1月 20日(火) 午後6:30〜8:30
場所: 日本プレスセンタービル 9階 大会議室(東京都千代田区内幸町 2-2-1)
ハイブリッド開催です。会員全員にzoomのURL を配布いたします。
ネット社会の進行とSNSの普及の負の側面として偽情報・誤情報や偽動画が社会に拡散 しています。人々の正しい理解・認識を阻害するばかりでなく、社会の混乱、ひいては社 会の分断さえ起こす懸念も出ています。科学の分野でも先のコロナ禍ではさまざまな偽情 報が流布して人々を惑わせました。
こうした中、事実に関する言説(主張)の真偽を根拠に基づいて検証する「ファクトチ ェック」の重要性が高まっています。そこで、科学ジャーナリストとして長く科学を取材 し、また大学で教壇に立ちながら「ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)理事長と して最近ではメディアのファクトチェックにも助言している瀬川さんを招き、社会に誤っ た情報が拡がるのを防ぐために何ができるか、現状はどうか、今後の課題は何か、などを 伺います。
あわせて、ファクトチェックの有効性と課題に関する最新の研究動向も紹介してもらい ます。奮ってご参加ください。
瀬川至朗さん 略歴
1954年生まれ。毎日新聞社でワシントン特派員、科学環境部長、編集局次長などを歴任 し、2008年から17年間、早稲田大学の政治経済学部と大学院政治学研究科ジャーナリズ ムコース(ジャーナリズム大学院)でジャーナリズムの教育研究に携わる。2017年より ファクトチェック・イニシアティブ理事長、2019年より報道実務家フォーラム理事長、 2025年よりJASTJ理事。著書に『科学報道の真相』(ちくま新書=科学ジャーナリスト賞 2017)、編著書に『データが切り拓く新しいジャーナリズム』(早稲田大学出版部)など。
担当理事(企画委員長)・内城喜貴
※会員の皆さまには開催の前日までにzoom のURL を送らせていただきます。
事前のお申し込みは不要です。なおURL は会員以外には転送しないようお願いいたします。
会場参加をご希望の方は当日、会場までおいでください。
※会員以外で参加希望の方は下記よりお申し込みください。
申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17 申込締切1月13日(水)
※会員と塾開催期間中の塾生は無料です。学生は500円、その他の方には参加費1,000円をいただきます。
★例会報告の原稿執筆者を募集
原稿は1,300字前後で締め切りは2月20日。3月に発行予定の会報118号に掲載します。ご協力いただいた方には図書券3,000円をお贈りいたします。原稿執筆に不慣れな方や塾生も歓迎いたしますので、執筆希望者は事務局までご連絡ください。
★月例会での取材活動について
月例会の内容を記事化する場合は、発言内容等に関し講師の方に改めて確認をとるようお願いします。質疑応答における質問者の方の発言についても同様です。
★JASTJ では政治的・社会的立場の如何にかかわらず、科学技術や科学政策、科学コミ ュニケーションの在り方などについて、深い視点から講演できる方をお招きしています。
★★今後の月例会予定★★
2026 年2 月13 日(金).午後6:30〜8:30
「『医工連携』から『医工共創』へ、そして研究力向上を」
古川哲史 東京科学大学副学長・名誉教授