日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)の有志は、報道やコミュニケーションに携わる立場から新型コロナウィルス感染症(COVID-19)パンデミック報道を振り返り、次のパンデミックに向けた提言を考えてきました。2024年12月の月例会講師に招いた元政府コロナウイルス感染症対策分科会会長の尾身茂さんとの対話を出発点とし、それぞれの経験を持ち寄って議論しました。
「医療情報のデジタル化を進め、各地の感染状況を速やかに収集できる態勢を作る」「感染状況に応じて柔軟に病床をやりくりする医療供給体制を構築する」といったことは、実現を阻む種々の要因に負けずに進めてほしいと考えます。ほかにも多様な課題がありますが、私たちは報道とコミュニケーションの課題に絞り、提言をまとめました。
2025年5月
JASTJ有志:小出重幸、高橋真理子、内城喜貴、清水健、中道徹、越智小枝、室山哲也