2018年3月例会のお知らせ

== ”原発裁判”を語る ==

日時:2018年3月22日(木)午後 6:30〜8:30
講師:河合弘之(弁護士、さくら共同法律事務所所長)
場所:東京理科大学 数学体験館「数学授業アーカイブス 兼 サロン」
 (東京都新宿区神楽坂1−3 東京理科大学 近代科学資料館 地下1階)
   http://www.tus.ac.jp/info/campus/kagurazaka.html

 福島第一原発過酷事故は、21世紀の科学事故として歴史に残る事象でした。それから7年、サイト内の環境は整備され、政府による避難指示は、一部を残し次々に解除されました。しかし、今も故郷に帰れない人はおよそ少なくとも5万人。帰還率は例外的に田村町の80%と高率の地区もありますが、高い所でも20~30%程で、飯舘村は10%弱、浪江町は3%%程と低い数字にとどまっています。そのような状況の中、飯舘村の半数の住民や、浪江町が住民の代理として損害賠償を求めたり、20ミリシーベルト撤回訴訟などで係争中の事案が30件、また、全国の原発について差し止め裁判も30件程あり、原発裁判が進行中です。3月の例会では、あまり知られていない原発裁判の現状について河合弁護士に全体の動向を俯瞰して、主な裁判で今何が争点になっているのか客観的に語ってもらいます。講話を60分、質疑応答を 60分とする予定です。

※参加希望の方は下記 URL先に、3月15日(木)までにお申し込みください。会員以外の方 の参加も可能です(勤務先など、ご所属をご明記いただきます)。

河合弘之(かわい・ひろゆき)さん 略歴
 1944年旧満州生まれ。1968年東京大学法学に卒業。1970年弁護士登録。さくら共同法律事務所所長。
 企業弁護士として、敏腕を振るう一方で、中国残留孤児の国籍取得、フィリピン残留日本人戸籍取得にも尽力。浜岡原発、大間原発の差止め訴訟の代表を務める。3・11以降、脱原発弁護団全国連絡会の共同代表として、各地の原発差止訴訟をリードしている。また、映画監督として「日本と原発」「日本と原発 4年後」「日本と再生」発表し、全国で上映会が開催されている。

https://goo.gl/28ZA1D
※会員と塾開催期間中の塾生は無料。その他の方には参加費1,000 円をいただきます。